シティは強固な“5バック”の守備崩せず 後半戦のキーマンはW杯の優勝知るストライカー?

マンチェスター・シティに戻ってきたフリアン・アルバレス photo/Getty Images

後半戦の課題となりそうだ

ここ数シーズンのプレミアリーグを支配しているのはマンチェスター・シティだ。現在は連覇中であり、今季もリーグタイトルを獲得することになれば3連覇となる。

ここまで支配力を強めるとシティへの対策が厚くなる。そこで対戦相手が用いるようになったのが、5バックである。

1-1と直近でシティが勝ち点3を落とした相手であるエヴァートンも5バックで試合に臨んだ。ゴール前に人で壁を作り、シュートコースを塞ぐ。シティは前半アーリング・ハーランドが幸先よくゴールネットを揺らすことができたが、その後は追加点を挙げることができず、後半にはデマレイ・グレイにゴールを許して追いつかれてしまった。
中断前のブレントフォード戦でも5バックの守備に苦戦した。ブレントフォードは自陣撤退の守備だけでなく前線からの守備も得意としており、ハイプレスでシティのビルドアップにプレッシャーをかけた。

5バックの攻略が後半戦の課題になる。

英『Daily Mail』はアルゼンチン代表としてFIFAワールドカップ・カタール大会を制したフリアン・アルバレスが5バック攻略のキーマンになると期待を寄せている。今季アルバレスはハーランドと3度先発を共にしており、総スコアは11-0と圧倒的なものだ。

アルバレスは得点力のあるストライカーだが、ハーランドとはまた違った強みを見せる。ハーランドは最前線で体を張るのに対し、アルバレスはそんなストライカーの一つ下でプレイすることを得意とする。狭いバイタルエリアで動き出しからスペースを作り出し、自らゴールを決めることも、味方にチャンスを与えることもできる。

ピッチ上に2人もシュートが上手い選手がいれば、得点力アップが期待できる。アルバレスの今季のリーグ戦でのプレイタイムはわずか361分だが、その中ですでに3ゴール奪っている。

ただ最も重要なのはそのストライカー2人にチャンスを届けるシステム作りであり、最適解をジョゼップ・グアルディオラ監督は見つけることができるのだろうか。

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