チェルシーに揃う“U-23”の逸材たち サントス、フォファナも加われば未来が楽しみなチームに

モルデで活躍するフォファナ photo/Getty Images

若手育成がヒットすれば面白い

チェルシーが若手補強へ積極的に動いている。最近ではブラジルのヴァスコ・ダ・ガマでプレイする18歳のMFアンドレイ・サントス、さらにノルウェーのモルデでプレイするコートジボワール代表FWダビド・ダトロ・フォファナ(20)の獲得に近づいているとされる。

どちらもクラブでは主力を務めており、サントスはブラジル2部ながら今年は33試合に出場して8ゴールを記録。守備的MFの位置に入ることも多い選手だが、その得点力もなかなかに興味深い。

フォファナの方は今年のノルウェー国内リーグで今年24戦15ゴールと見事な成績を残しており、この数字は国内リーグ得点ランク3位だ。すでにコートジボワール代表でもプレイしており、チェルシー移籍となれば第2のディディエ・ドログバとして期待を集めるに違いない。
2人の移籍話を受け、スペイン『Tribuna』はチェルシーで魅惑のU-23集団が完成すると反応。U-23だけで組んだスタメンを紹介しているが、確かに今のチェルシーには楽しみな若手が多く揃っている。

まずGKはアメリカ代表招集歴もある18歳のガブリエウ・スロニナだ。今季はMLSのシカゴ・ファイアーにレンタルの形で残っており、アメリカの次期守護神候補の1人だ。

最終ラインはすでに活躍中のリース・ジェイムズ(23)、トレヴォ・チャロバー(23)、ウェズレイ・フォファナ(22)らがいる。さらに現在はFIFAワールドカップ・カタール大会で大きく評価を上げたライプツィヒ所属のクロアチア代表DFヨシュコ・グヴァルディオル(20)にも関心を示しているようで、チアゴ・シウバの後継者としては非常に興味深い人材だ。左サイドバックでは18歳のルイス・ホールもプレミアデビュー済みだ。

中盤は前述したサントス、コナー・ギャラガー(22)、ティーノ・アンジョリン(21)、今夏にアストン・ヴィラから獲得したU-20イングランド代表MFカーニー・チュクエメカ(19)、同じく今夏にインテルから獲得したイタリア人MFチェーザレ・カサデイ(19)も人気が高く、チェルシーは獲得に1500万ユーロを投じている。

攻撃陣では説明不要の実力者であるメイソン・マウント(23)、カイ・ハフェルツ(23)がおり、最前線では191cmのサイズを誇る21歳のアルマンド・ブロヤがいる。残念ながらブロヤは12月に膝を負傷してしまい、手術で今季の残り試合を欠場することになっている。それでもポテンシャルは高く、怪我を完治させてピッチへ戻ってきてほしい。チェルシーでも1番手FWになり得る逸材だ。

チェルシーで生き残るのは簡単ではないが、将来への期待は大きい。サポーターを興奮させるには十分なヤングスターが揃っていると言えよう。

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