W杯明けのカラバオカップでもこのビッグマッチは盛り上がる 壮絶な打ち合いの末、シティがリヴァプール下して8強入り

カラバオカップでリヴァプールを破ったマンチェスター・シティ photo/Getty images

注目の一戦となった

カラバオカップのラウンド16、マンチェスター・シティ対リヴァプールの一戦が行われた。

両チームともにFIFAワールドカップ・カタール大会に多くの主力を派遣しており、ベストメンバーではない状態で試合に臨んでいる。

それでも序盤からハイテンションなゲームを見せる。主にシティがボールを握ってリヴァプール陣地に攻め入り、10分にアーリング・ハーランドが先制点を挙げる。若いコール・パルマーが左サイドで起点となり、ケビン・デ・ブライネのクロスにハーランドが合わせた。
リヴァプールも負けじと反撃。センターバックとして先発したジョエル・マティプがアタッキングサードまでボールを運び、相手数人を引き付けてボックス内にいたジェイムズ・ミルナーにパス。シティDFがマティプに気を取られており、最後はファビオ・カルヴァーリョがミルナーからのボールを押し込む形となった。

後半も前半の勢いは衰えず、47分にリヤド・マフレズが追加点をゲット。マフレズらしい丁寧なトラップからコントロールショットを沈めた。

リードを守りたいシティだが、モハメド・サラーがそれを許さない。シティ追加点の1分後にカウンターからサラーがゴールネットを揺らした。

その後は共に相手ゴールに迫る場面を見せ、58分ネイサン・アケのヘディングシュートが決勝点となってシティの勝利となった。クロスはデ・ブライネの武器であり、この日は2アシストの大活躍である。

W杯明けのカラバオカップと選手としてはモチベーションを保つのが難しい試合と思われたが、両者ともに強度の高いゲームを見せてくれた。シティは控え組が躍動しており、リコ・ルイスは今後にも期待できる。サラーはこの試合でゴールを決めており、後半戦でもキーマンとなるだろう。


マンチェスター・シティ 3-2 リヴァプール

[得点者]
10分 アーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ)
20分 ファビオ・カルヴァーリョ(リヴァプール)
47分 リヤド・マフレズ(マンチェスター・シティ)
48分 モハメド・サラー(リヴァプール)
58分 ネイサン・アケ(マンチェスター・シティ)

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