イングランドの攻撃はケイン依存? 6得点大勝の影に隠れてしまった弱み

イングランド代表の攻撃を支えるハリー・ケイン photo/Getty images

ケインは無事だといいが

ガレス・サウスゲイト監督率いるイングランド代表のワールドカップ・カタール大会は大勝スタートとなった。

近年のW杯やEUROでは好成績を残しているイングランドだが、直近のUEFAネーションズリーグの結果は散々だった。相手がドイツ、イタリア、ハンガリーと曲者だらけだったのもあったが、6試合で1勝もできずカテゴリーを降格することになった。

そのためカタールでのパフォーマンスも不安視されていたが、イラン相手に6ゴールと圧勝。得点力不足を感じさせない試合運びとなった。
しかし優勝を目指すのであればまだ足りない点もあった。その一つが後方からのビルドアップだろう。最終ラインにはジョン・ストーンズやキーラン・トリッピアー、中盤から組み立てをサポートするデクラン・ライスやジュード・ベリンガムは問題ないが、守護神のジョーダン・ピックフォードの足元のスキルは怪しい。イランの積極的なプレッシングに脅かされるシーンもあり、フランスがオーストラリア相手に決めた2点目のような失点は避けたい。

次に前線でのハリー・ケイン依存だ。得点面という意味ではそれほどケインに依存していないが、後方からのビルドアップは前述した理由から安定しておらず、前線のケインにロングボールを当てる場面が多かった。ケインはサイズがあり、ポストプレイから味方に預けることができるためそこからの攻撃は問題ないが、ケインがいなければ同様のスタイルでボールを進めるのは難しいだろう。招集された8人のFWはウイングの選手が多く、ケインの代役になると予想されるカラム・ウィルソンは180cmと大柄なFWではない。

そんなケインがイラン戦で負傷してしまったかもしれない。英『BBC』によると、足首の検査を予定しているという。実際にイラン戦で足首を気にする仕草を見せており、重症であればイングランドはキーマンを失うことになる。

初戦は大勝もケインに依存した戦い方になっていたイングランド。タレント揃いのチームだが、ケインの穴を埋められる選手はいるのだろうか。

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