リーガ・エスパニョーラのレベルは落ちているのか あっさり決まりすぎたデンベレのゴールに残念との声も

アルメリア戦でシュートを放つデンベレ photo/Getty Images

CLでの敗退もあってネガティブな意見が目立つ

チャンピオンズリーグの戦いだけですべてを判断することはできないが、今季決勝トーナメントに進んだリーガ・エスパニョーラのクラブはレアル・マドリードだけだった。

バルセロナとセビージャはヨーロッパリーグのプレイオフに回ることになり、アトレティコ・マドリードはグループ最下位で終了。レアルの大会連覇に期待はかかるが、スペイン勢に元気がない。

リーガ・エスパニョーラのレベルは落ちているのだろうか。チャンピオンズリーグの結果もそうだが、国内リーグの戦いでも気になるプレイがあった。
英『GIVE ME SPORT』が注目したのは、5日に行われたリーガ・エスパニョーラ第13節のバルセロナVSアルメリア戦だ。このゲームでは48分にバルセロナFWウスマン・デンベレが右サイドからドリブルを仕掛け、そのままペナルティエリアに侵入して左足で先制点を奪ってみせた。

鮮やかなゴールではあったが、同メディアはアルメリアの守備があまりにも緩すぎると指摘。デンベレのドリブルに誰も寄せず、アルメリアのDFたちは棒立ち状態になっていた。昇格クラブではあるものの、お粗末な守備だったのは確かだ。

またバルセロナはチャンピオンズリーグ・グループステージで12失点喫したが、リーグ戦の方では本拠地カンプ・ノウで未だ無失点を継続している。アウェイゲームも含めた失点数は4点に抑えられているのだが、これをバルセロナの守備が堅いと見るか、スペイン勢の競争力が落ちていると捉えるかは難しい。

レアルとバルセロナが首位を争っている構図は例年と変わりないが、アトレティコが早くも脱落の危機にある。リーグ全体の競争力は落ちたように感じられるところもあり、やや盛り上がりも欠けているか。

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