「ウルブズはミトマをコントロールできなかった」 “嬉しいプレミア初ゴール”ブライトンの連勝に貢献。三笘薫をMOMに選出するメディアも

ウルブズ戦で1ゴールの三笘薫 photo/Getty images

プレミアでも三笘の脅威は健在だ

前節チェルシー戦でプレミアリーグ初先発を果たしたブライトンの三笘薫はプレミア第15節ウルブズ戦も先発としてピッチに立った。[4-2-3-1]の左サイドハーフで起用されており、ブライトンで徐々に地位を確立し始めている。

そんな三笘にこのウルブズ戦で嬉しいプレミア初ゴールが生まれた。2-1とビハインドの状況で迎えた44分、右サイドから先制ゴールを決めたアダム・ララーナがボックス内目掛けてクロスを供給すると、ファーサイドにいた三笘がヘディングで合わせゴールネットを揺らす。ドリブルの印象が強い三笘だが、プレミア初ゴールはヘディングでの得点となった。

初得点を記録した三笘の勢いは止まらず、前半アディショナルタイムには対峙するネルソン・セメドと交錯し主審はセメドにレッドカードを提示する。三笘が抜ければGKと一対一を作れた場面であり、決定機阻止と判断されたのだろう。その後ブライトンは人数有利で試合を進めることになる。
この日の三笘はこれで終わらず、83分素晴らしい自慢のドリブルからボックス内に侵入すると、味方にパスを供給。その流れから最後はパスカル・グロスがゴールネットを揺らし、終盤で2-3とブライトンがリードを得た。

スコアはそのまま動かず2-3でブライトンが勝利を収めた。チェルシー戦から続いての白星とロベルト・デ・ゼルビ体制初の連勝となる。

終盤にベンチに下がった三笘は素晴らしい活躍だった。先制点、2点目、3点目と全ゴールに三笘が関わっており、大きく勝利に貢献している。スタッツも素晴らしく、2本のキーパス、3度のタックル、デュエル勝率は75%(地上戦9戦7勝、空中戦3戦2勝)と高い数字を残した。

「右SBのネルソン・セメドを左サイドで苦しめ、先発起用に値するパフォーマンスを披露した。強力なヘディングシュートでクラブ初のゴールを決め、ボックス手前ではセメドのファウルを誘い、セメドは退場処分に。常に脅威であり続け、ウルブズはミトマをコントロールすることができなかった」

英『SussexLive』では三笘に最高評価の9点を与えている。チェルシー戦から引き続き素晴らしい出来であり、監督からの起用に応え続けている。切れ味抜群のドリブルもそうだが、先制点で見せたようなトリッキーなパスもあり、武器が多い。英『90min』での採点で三笘はMOMに選出されており、多くの海外メディアは三笘に最高評価を与えている。

チェルシー戦での初先発から評価を高め続けている三笘。プレミアでも三笘の攻撃性能の高さは十分に通用しており、ミッドウィーク開催のリーグカップ、アーセナル戦、13日のアストン・ヴィラ戦でも活躍に期待したい(データは『SofaScore』より)。

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