11試合39ゴールの得点力はCLで通じず最下位決定 英紙がセルティックの弱点分析。見えてきた“ポジティブな数字”

22-23シーズンのCLグループステージでは1勝も挙げられていないセルティック photo/Getty images

チャンス自体は作れていた

22-23シーズンのCLグループステージも終盤に差し掛かっており、各グループで決勝トーナメントに進出する上位2クラブが決まり始めている。

古橋亨梧をはじめとする日本人選手が複数在籍するセルティックはレアル・マドリード、ライプツィヒ、シャフタール・ドネツクと同じグループFに入り、ここまで5戦消化したが2分3敗と1勝もできずにグループステージ最下位での敗退が決まった。最終節はレアルと対戦するが、ここで勝利を収めても結果は変わらない。

英『BBC』はセルティックがグループステージ最下位に終わってしまった理由を分析しており、その一つに決定力不足を挙げている。
セルティックはグループステージ5試合でわずか3得点に終わっている。もちろんこれはグループ全体で最も低い数字だ。ただ枠内シュートのスタッツを見ると、5試合で22本のオンターゲットを記録している。最終的に得点にはつながっていないが、チャンスだけの数字を見ればレアルやライプツィヒと近い数字を残しているのだ。グループEのミランは5試合でセルティックと同じく22本の枠内シュートを放ち、8ゴール挙げている。

決定力不足は改善すべき点だが、5試合で枠内シュート22本は誇らしい数字でもある。それだけチャンスを作れたということであり、0-3で敗れた初戦レアル戦では4本の枠内シュートを記録している。そう簡単に残せる数字ではなく、攻撃を組み立てるという部分で考えれば悪くない。

スコティッシュ・プレミアシップでは11試合で39ゴールを記録するもCLでは不発に終わったセルティック。相手のレベルが上がっているといえるが、それでもチャンスを作り出した攻撃自体は悪くなかった。決定力不足、守備強度不足とCLで明るみになった問題は様々だが、アンジェ・ポステコグルー監督はこの課題をどう乗り越えていくのか注目したい(データは『SofaScore』より)。

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