アーセナルはテクニカル・ディレクターのエドゥ氏と長期契約を目指す 関心が噂される他クラブへの流出阻止へ

エドゥ氏は現場に立つアルテタ監督を裏で支えている photo/Getty Images

かつての輝きを取り戻しつつあるアーセナル

現在プレミアリーグで首位を走るなど、今季は好調を維持しているアーセナル。夏の移籍市場で獲得したFWガブリエウ・ジェズスやDFオレクサンドル・ジンチェンコなどといった新加入選手の力も大きいが、彼らの獲得に携わったエドゥ氏との契約更新にもクラブは前向きのようだ。
 
現役時代にはアーセナルでもプレイした元ブラジル代表MFエドゥ氏。2003-04シーズンの無敗優勝を経験したメンバーの1人でもあり、クラブの黄金期を肌で感じている人物だ。
 
そんなエドゥ氏はブラジル代表のゼネラル・コーディネーターを務めていた2019年夏にアーセナルに引き抜かれており、クラブ初のTDに就任。トップチームのコーチ陣やアカデミーの統括、選手のスカウトや補強を担当している。
 
現チーム指揮官のミケル・アルテタ監督とは、彼が就任した2019年12月から共闘しているが、昨季は1995-96シーズン以来となる欧州カップ戦不参加を経験するなど、なかなか結果を出すことができなかった。しかし、今季はこれまでの地道なチーム強化と夏の補強がマッチしており、彼らの努力がようやく実を結び始めている。
 
英『Daily Mail』によれば、現在エドゥ氏には少なくともヨーロッパの2つのクラブが具体的な関心を寄せているようで、アーセナルもそのことは承知している模様。その上でクラブはエドゥ氏と長期間の新契約を締結したいと考えており、すでに話し合いも開始しているという。
 
ようやくアーセナルが復活の気配を見せていることもあり、クラブ側が現体制を崩したくないと考えるのは当然だろう。今の良い流れに水を差さないためにも、何事もなくエドゥ氏の引き留めを成功させたいところだ。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.292 最強ボランチは誰だ

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:コラム

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ