セリエA3位をキープ中のミラン 引きずらなかった“CLチェルシー戦2連敗”のショック

ガッツポーズを見せたピオリ監督 photo/Getty Images

難しい試合を勝ちきった

17日、セリエA第10節でエラス・ヴェローナとのアウェイマッチに臨み、苦しみながら1-2の勝利を収めたミラン。セリエA首位争いから振り落とされることなく、上位2チームに食らいついている。
 
ミランは今回ヴェローナ戦、非常に苦しめられることになった。FWラファエル・レオンの突破から相手選手のオウンゴールを誘発し、前半の早い時間に先制したものの、すぐさま同点に追いつかれ、その後は膠着状態が続いた。
 
81分、MFサンドロ・トナーリが値千金のゴールを決め、ここでようやくミランが勝ち越しに成功。その後、あわや同点かと思われるシーンを何度か迎えながらもなんとか1点のリードを守り抜き、勝ち点3獲得に成功した。
 
セリエAの上位争いに目を向けると、リーグ首位のナポリと2位のアタランタも今節勝利を収めている。3位のミランは今回の試合を勝ちきれていなければ、ナポリとの勝ち点差3、アタランタとの勝ち点差1をキープすることができていなかった。
 
一方、チャンピオンズリーグでのミランは、6日のアウェイ・チェルシー戦に続いて12日のホームゲームも0-2で落としており、チェルシー相手に2連敗を喫していた。CLでの嫌な流れをリーグ戦には持ち込まず、セリエA3連勝を成し遂げたことは非常に大きいと言えるはず。伊『Sky Sport』によれば、ステファノ・ピオリ監督も「適切なタイミングでの適切な勝利だった」とこの試合を振り返っている。
 
今週のミッドウィークはCLの試合が予定されておらず、ミランの次戦は23日のモンツァ戦。怪我人が多いなど難しい台所事情の中、今季最初の過密日程を悪くない結果で乗り切れたことはチームの自信に繋がるだろう。

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