マンCのフォーデンとイングランド代表のフォーデンは別人? 疑問視されるイングランド代表の戦い方

マンCでは100%のフォーデンが発揮されている photo/Getty Images

サウスゲイトは選手のベストをどう引き出すか

現在のイングランド代表には優秀なプレイヤーが揃っているが、クラブと代表でまったく異なるフットボールをしているケースも目立つ。最たる例としてはマンチェスター・シティMFフィル・フォーデンが挙げられる。

マンCではジョゼップ・グアルディオラの下で攻撃的なフットボールを展開しており、フォーデンも輝きを放っている。一方でガレス・サウスゲイト率いるイングランドはマンCほど攻撃的ではなく、思うように得点を奪えない渋いゲームも目につく。

かつてマンCでプレイした元イングランド代表MFショーン・ライト・フィリップス氏は、なるべくクラブと同じスタイルでプレイすべきとイングランド代表にアドバイスを送っている。
「シティのプレイを見ると、彼らはゲームをコントロールしているよね。シティは常に攻撃的だが、イングランドがそのようにプレイするとは思わない。イングランドは喜んでカウンターを仕掛けるが、一方のシティは常にボールを欲してゲームをコントロールしている」

「イングランドの選手たちはプレミアリーグでやっているようにプレイすべきだよ。もしゲームがオープンなら、多くの国よりもゴールを奪えるはずだよ。0‐2から巻き返したドイツ戦でそれを示した。イングランドは一時3-2とし、最終的には3-3で引き分けた。ドイツにそれが出来たのなら、ほとんどのチーム相手にそれが出来るよ」(英『FourFourTwo』より)。

タレントを並べるだけで勝てるわけではなく、選手の能力を引き出すシステムが必要だ。マンCとイングランド代表のフォーデンは異なるプレイとなっており、代表の戦い方でベストを引き出せているかは微妙なところだ。

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