“7100万ポンドGK”の逆襲 チェルシー2番手GKだったケパの評価が上がってきた

チェルシーでプレイするケパ photo/Getty Images

この4年は苦しんできた

2018年の夏より、チェルシーのGKを巡る物語は大きく動いてきた。

まずはアスレティック・ビルバオから7100万ポンドもかけてGKケパ・アリサバラガを獲得したのだが、ケパは期待に応えられなかった。移籍金に見合うパフォーマンスが発揮できず、チェルシーは2020年にレンヌからエドゥアール・メンディを獲得して守護神交代へ動いた。

そこからはメンディが1番手、ケパが2番手となり、セネガル代表メンバーでもあるメンディは一躍ワールドクラスのGKとして称賛を集めるようになった。
一方でケパの評価は落ちてしまったのだが、再び状況は変わりつつある。

今季のチェルシーはチャンピオンズリーグの戦いをケパに任せており、それに加えてメンディが膝を故障したことから10月1日のクリスタル・パレス戦、8日のウォルバーハンプトン戦でもケパに出番が回ってきた。

評価は上々だ。チャンピオンズリーグではミラン相手に2試合連続でクリーンシートを達成し、国内リーグもケパが出場した2試合では連勝を収めている。

英『The Guardian』は肩の力が抜けてきたのではないかと分析している。移籍当初は高額な移籍金ということもあってプラッシャーが大きかったが、今はメンディに次ぐ2番手との立ち位置だ。そのぶんプレッシャーを感じるプレイ出来ているのかもしれない。

加入当初はミドルゾーンからのシュートを止められないとの批判も浴びたが、今季はその課題が見えていない。メンディからポジションを奪う可能性もゼロではないだろう。まだ年齢も28歳と中堅世代で、ここからの巻き返しを狙っているはずだ。

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