チェルシーの新監督はルカクを見捨てていない オバメヤン、スターリングら新加入組との組み合わせは実現するのか

今季はインテルでプレイ photo/Getty Images

インテルで見せたような活躍をチェルシーでは見せられなかったルカク

2021年夏にインテルからチェルシーへと移籍したものの、ローン移籍という形で今季はインテルへ舞い戻っているFWロメル・ルカク。チェルシーのグレアム・ポッター新監督は彼を戦力として計算することも視野に入れているようだ。
 
昨季はトーマス・トゥヘル監督の下、自らの力を最大限に発揮することができなかったルカク。それ以前のインテル1年目はリーグ戦23ゴール、2年目は24ゴールを決めていたが、昨季はチェルシーでリーグ戦8ゴールしか奪うことができなかった。
 
ルカクが復帰した今季のインテルはここまでリーグ戦4勝4敗とあまり調子が良くないが、当のルカクは負傷離脱するまでの3試合で1ゴール1アシストを記録するなど早速結果を残した。しかし、今回のインテルへのローン移籍は買取オプションなどが付帯していないと言われており、どんなに活躍しようと来夏に一度はチェルシーへ戻ることになるだろう。
 
米『ESPN』によれば、ポッター監督はルカクがチェルシーでのキャリアを復活させることに否定的ではなく、シーズン終了後にルカクとの話し合いの場を設けるつもりだという。ただしそれはルカクにチェルシーでプレイする気があり、インテルが彼の完全移籍を希望しない場合に限るようだ。
 
どうやらルカク本人はインテルに残ることを熱望しているようだが、ルカクとチェルシーの契約は2026年までとなっており、インテルに財政的な余裕があまりないことからも完全移籍の話が出てくるのかどうかは怪しい。しかし同メディアは、ルカクが来年 5 月に30 歳になることを指摘しており、彼の移籍金はここからさらに下落すると予想している。
 
もしルカクがチェルシーに復帰するとなれば、今季新加入のFWピエール・エメリク・オバメヤンやFWラヒーム・スターリングらと顔を合わせることにもなる。ルカクが彼らとどのような連携を見せるのかは見てみたいところだが、ルカクの行方は一体どうなるのか。

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