監督交代も「チームのプレイが悪くなるわけではない」と強気宣言 三笘ブライトンはリヴァプールを破り好調を維持できるか

ブライトンで躍動するレアンドロ・トロサール photo/Getty images

ポッターが育てた優秀な選手が残っている

グレアム・ポッターが率いていたブライトンは今季のプレミアリーグで素晴らしい数字を残しており、開幕から6試合で4勝1分1敗の4位につけている。その4勝の中ではマンチェスター・ユナイテッド戦も含まれており、対強豪でも勝ちを収めた。

しかし成績不振に悩まされるチェルシーがトーマス・トゥヘルを解任し、ブライトンからポッターを引き抜いた。ブライトンはすぐさまシャフタール・ドネツクやサッスオーロでの監督経験を持つロベルト・デ・ゼルビを招聘したが、ポッター時代の好調を維持するのは難しいと予想される。

「ある日、トゥヘルが解任され、その後任としてグラハムが上がってきたと聞いたんだ。ちょっとショックだったけど、彼は素晴らしい監督だから、いつか(ビッグクラブに)行けるかも知れないとは思っていた」
「最初は少し不思議な感じだったけど、今は新しい監督と一緒にクラブとしても選手としても前に進む必要がある。新しい監督と一緒に仕事ができることに興奮している。(ポッター)監督がいなくなったからといって、チームのプレイが悪くなるわけではない」

英『Daily Mail』にてポッターのチェルシー行き、デ・ゼルビのブライトン監督就任について語るのはベルギー代表のレアンドロ・トロサールだ。すでに新体制のために気持ちを切り替えており、前進するためのモチベーションは高いといえる。監督交代で好調が崩れるとも考えておらず、ポジティブな姿勢を見せている。

ポッターはチームから去ったが、ブライトンには優秀な選手が揃っている。GKはスペイン代表のロベルト・サンチェス、最終ラインはルイス・ダンク、アダム・ウェブスターとボールを扱えるポゼッションサッカーに適した人材がいる。中盤にはモイセス・カイセドのようなボールハンターがいて一つポジションを下げたアレクシス・マック・アリスターはレジスタとして今季すでに4ゴールを挙げる活躍ぶりだ。トロサールも素晴らしく、日本代表の三笘薫もいる。

デ・ゼルビ監督はボールを保持するスタイルをここまで指揮したクラブで披露しており、ポッターの後任には最適だ。あとはどうやって自身のアイデンティティをチームに埋め込むかであり、まずは10月1日にリヴァプールとの初陣に臨む。

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