森保ジャパンの正守護神は誰がベスト? ブラジルメディアは「攻撃の起点になれる」とシュミットを称賛

アメリカ戦で印象的なパフォーマンスを披露したシュミット・ダニエル photo/Getty images

どちらが適役か

アジア最終予選では全10試合中9試合で守護神に権田修一が起用されており、ワールドカップ・カタール大会も権田がゴールマウスを守ると思われていたが、アメリカ戦の起用法を見るにまだ守護神は確定していないように思える。

そのライバルがシント・トロイデンのシュミット・ダニエルだ。197cmと2m近い長身を持つGKであり、世界でもこのサイズを超えるGKはなかなかいない。

アメリカ戦では前半が権田、後半にシュミットが起用された。シュミットがインパクトを残したのは、ビルドアップでの高い貢献度だ。権田も悪くない足技を披露するが、シュミットは正確にミドルパスを届けることができる。
後半13分のシュミットのパントキックは素晴らしく、一瞬で前線の右サイドにいる久保建英の足元にボールが収まった。残念ながらそこから一気にゴールに迫ることはできなかったが、日本が攻め込まれた場面からシュミットの活躍で陣地の回復に成功している。これができるだけで、相手は主導権を握ることに苦労する。

ブラジルメディア『ge.globo』での評価も高く、「素早く効率的なボールの配球で、攻撃の起点になれることを印象付けた」とリスタートの速さとその正確性を称賛している。

アメリカ戦では相手の枠内シュートがゼロとセービングを見る機会はなかったが、シュミットの能力の高さはベルギーで証明されている。データサイト『SofaScore』によると、セーブ数27回はリーグ6番目で、ボックス内からのセーブは21回とリーグ3位の好成績だ。至近距離のボールを止めることに長けており、セービングでも権田と悪くない勝負ができる。問題は最終ラインとの連係であり、6月のチュニジア戦では連係ミスから失点を喫してしまった。

まだ分からない日本代表の守護神。安定感やこれまでの経験では権田に分があるが、シュミットのビルドアップでの貢献度の高さは魅力的だ。

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