コウチーニョ、リシャルリソン、L・マルティネスは成功するのか “プレミア新戦力”に疑問の視線

まだコウチーニョに今季初ゴールは生まれていない photo/Getty Images

移籍金額が高額なことからプレッシャーも大きい

今夏もイングランド・プレミアリーグの各クラブは積極的な補強へ動いた。資金力は相変わらずで、4000万ポンドや5000万ポンドは当たり前の世界だ。

ただ、すべての補強が成功するわけではない。英『GIVE ME SPORT』は早くも失敗の可能性があると思える選手をリストアップしている。この段階で失敗予想は厳しすぎるようにも思えるが、選手の実力に疑問を抱いているということだろう。

まずはアストン・ヴィラが完全移籍に切り替えたMFフィリペ・コウチーニョだ。昨季後半戦は5ゴール3アシストと良い成績を残したが、今季は開幕3試合で0ゴール0アシストだ。継続性はバルセロナ時代からの課題で、昨季後半戦だけで成功を確信するには早すぎる。指揮官スティーブン・ジェラードは辛抱強くコウチーニョを起用していくはずだが、この補強は成功するだろうか。
最終ラインからは、マンチェスター・ユナイテッドがアヤックスから獲得したDFリサンドロ・マルティネス、チェルシーがブライトン から獲得したマルク・ククレジャの2人だ。

マルティネスは175cmとセンターバックにしては小柄だ。高さ勝負を苦にしている選手ではないものの、プレミアリーグのフィジカルバトルはエールディヴィジと異なる。その部分で苦労するのではないかとの読みもある。移籍金が高額なことも、マルティネスにとってプレッシャーとなるだろう。とはいえ今節のリヴァプール戦ではラファエル・ヴァランとのコンビで勝利に貢献するなど、強敵相手に結果を出してみせた。これは自信になるはずだ。

ククレジャの場合は、チェルシーに本当に必要な選手だったのかと疑問の声もある。パニックバイとの見方もあり、チェルシーの最終ラインはまずまず充実している。どちらかといえばロメル・ルカク、ティモ・ヴェルナーの抜けた前線の方が補強ポイントだろう。移籍金は5000万ポンド超えとも言われており、その移籍金額に見合うパフォーマンスを見せられるか不透明な部分もある。

中盤ではリーズ・ユナイテッドからマンチェスター・シティに移籍したカルヴァン・フィリップスだ。イングランド代表にも選ばれる実力者だが、ジョゼップ・グアルディオラ率いるマンCの哲学は特別だ。同じイングランド代表のジャック・グリーリッシュが1年目に厳しい評価をもらったように、フィリップスも慣れるまで時間が必要と見られる。グリーリッシュと似た批判を浴びる可能性もあり、ある程度は我慢の時間が続くだろう。

前線ではトッテナムがエヴァートンから獲得したFWリシャルリソンだ。ここまでは途中出場から出番を得ており、力強いドリブルでチャンスを演出するなどまずまずのスタートだ。しかしトッテナムは獲得に6000万ポンドも費やしており、同メディアはその評価に疑問を抱いている。

基本はハリー・ケイン、ソン・フンミンのバックアッパーからのスタートだが、移籍金額に見合う数字を残せるのか。まずは短い時間で結果を出す勝負強さが求められる。


移籍金額が高額になればなるほど、周囲からのプレッシャーも大きくなる。彼らはその期待に応えられるだろうか。現段階では移籍金額を含め疑問の視線もあるようだ。

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