18歳のシンデレラストーリーはまだ終わらない ハフィーニャを失ったリーズがイタリア代表FW獲得へ

イタリア代表としてプレイしたニョント photo/Getty Images

6月の代表戦で一気に知名度を上げた

チームのエース格だったFWハフィーニャをバルセロナへと放出したリーズ・ユナイテッド。すでに何人かの前線の選手を補強しているが、18歳のイタリア代表FWウィルフリード・ニョントにも目を向けているようだ。

インテルユース出身のニョントは、トップチームデビューを果たすことなく、スイスのチューリッヒへと移籍。2020年10月にファドゥーツ戦でプロデビューを飾り、昨季はリーグ戦9ゴールを記録している。

そんなニョントが世界的な注目を集めるようになったのが、6月に行われたUEFAネーションズリーグ。5日のドイツ戦で途中出場から代表デビューを飾ると、この試合でいきなりチームの先制点をアシスト。続くハンガリー戦で先発デビューを果たすと、15日のドイツ戦では代表初ゴールを奪い、代表最年少得点記録を64年ぶりに更新した。

英『Daily Mail』によれば、リーズがニョントの獲得についてチューリッヒに問い合わせたようで、移籍金400万ポンド(約6.5億円)での契約を望んでいるという。チューリッヒはこれまで、ニョントの移籍金に1700万ポンド(約28億円)を要求することで、他クラブからの関心を振り払っていたようだが、彼との契約が最終年に入ったこともあり、400万ポンドでの売却についても検討する余地があるようだ。

リーズは今夏、ハフィーニャを放出した代わりにFWルイス・シニステラやMFブレンデン・アーロンソンといった有望なアタッカーを獲得したが、ジェシー・マーシュ監督が攻撃陣のさらなる強化を熱望していると、同メディアは伝えている。

もしこの話が実現すれば、ニョントはイタリア代表デビューからわずか数ヵ月で、プレミアリーグへのジャンプアップを果たすことになる。彼のシンデレラストーリーは今夏中に新たな展開を見せるのか。

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