5年で《132アシスト》の凄すぎた全盛期 もう一度見たい天才レフティー・エジルの輝き

レアル時代はアシストを量産していたエジル photo/Getty Images

今夏はトルコ国内の新天地へ

もう一度アシストマシーンとしての輝きを取り戻せるだろうか。アーセナルを離れてから苦い時間が続いているのは、33歳を迎えた元ドイツ代表MFメスト・エジルだ。

エジルは天才肌のプレイヤーではあるが、最高の輝きを放った時間はあまり長くない。自慢のアシスト数で判断するなら、エジルにとって理想の時間だったのはブレーメンに在籍していた2008-09シーズンからの5年間だろう。

ブレーメンでは駆け出しの若手の立ち位置だったが、2008-09シーズンは23アシスト、続く2009-10シーズンは29アシストを記録し、ドイツ代表でも不動の地位を獲得。その活躍からレアル・マドリードへと移籍し、そこでも1年目から28アシスト、2年目も28アシスト、2012-13シーズンは24アシストを記録。この5シーズンだけで132のアシストを決めたことになる。
スピードスターというほどではないが、当時のエジルはスピードも持ち合わせた選手だった。レアルでは指揮官ジョゼ・モウリーニョが高速カウンターをチームに植え付けていたが、そのカウンターでもエジルは重要な役割を担っていた。

アーセナルに移籍してからも2015-16シーズンにプレミアリーグで19アシストを決めたシーズンがあったが、やはり全盛期の輝きと呼べるのは2008-09シーズンからの5年間か。

そんなエジルは今夏にトルコのフェネルバフチェを離れ、同じトルコのイスタンブール・バシャクシェヒルへと移籍した。トルコ国内リーグでは30試合で3アシストしか決めていない寂しい状態が続いており、最近はプレイの面で話題になる機会も減っている。

このまま終わるのは寂しいが、エジルは新天地でアシストを量産できるだろうか。

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