アデバヨール、コロ・トゥーレ、ナスリらが移籍 今夏シティからアーセナルへ2選手が加入も昔は逆だった

アーセナルのサポーターへゴールパフォーマンスを行うアデバヨール photo/Getty Images

ジェズスとジンチェンコを獲得したアーセナル

積極的な補強を見せているアーセナルは、マンチェスター・シティから2選手を獲得。ガブリエウ・ジェズスとオレクサンドル・ジンチェンコを迎え入れ、プレミアリーグ優勝経験のあるプレイヤーをチームに入れた。ジェズスはプレシーズンマッチですぐに結果を残すなど、開幕からのゴールラッシュに期待がかかっている。

今夏アーセナルがシティから2枚獲りに成功したわけだが、過去を振り返ると逆のパターンが多い。悪い意味でもっとも印象に残っている男はエマニュエル・アデバヨールだろう。2006年に加入してチームのエースとして活躍していたアデバヨールは、2008-09シーズンにシティへと移籍。アーセナル戦でゴールを決めると、逆側のアーセナルの観客席までわざわざ走ってゴールパフォーマンスをするという愚行に出る。最終的にはこの行為によって2試合の出場停止と罰金が課されることとなった。

アデバヨールと同じ年にシティへ移籍したDFがコロ・トゥーレだ。アーセナルではソル・キャンベルとのセンターバックコンビでプレミアリーグの無敗優勝に貢献した守備のリーダーだったが、アデバヨールとともにシティへと移籍した。加入初年度からキャプテンを務め、2013年まで在籍している。
さらに2011-12シーズンにはガエル・クリシーとサミル・ナスリのフランス代表プレイヤーがアーセナルからシティ移籍を決断。2014-15シーズンにはバカリ・サニャが移籍するなど、複数選手が同クラブへと加入している。その間にシティはプレミアリーグ優勝と準優勝を2回ずつ経験するなど、オーナー交代からプレミアでの覇権を握るまでの間、アーセナルの選手たちを複数獲得して強さを保っていたのだ。

今夏の移籍市場では上位進出をたくらむアーセナルがプレミア王者のシティからジェズスとジンチェンコを獲得した。立場は逆となったが、今度はアーセナルがシティから選手を補強して人員を固めていくかもしれない。新加入の両選手の活躍次第では来季もシティの選手に目を付ける可能性はあるだろう。彼らの活躍が楽しみだ。

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