7200万ポンド男ペペが“アーセナル残留”を宣言? 昨季682分しか使われなかったレフティの復活はあるのか

自身のSNSで意気込みを語ったニコラ・ペペ photo/Getty images

モチベーションは高いようだ

アーセナルに史上最高額で獲得されたニコラ・ペペ。当時リーグ・アンのリールで大活躍したペペにアーセナルは7200万ポンドの高額な移籍金を支払った。ペペはアーセナルに移籍する前年にリーグ戦38試合で22ゴール11アシストの数字を残しており、アーセナルはこの記録に期待したのだろう。

しかしプレミアリーグでのペペはリーグ・アン時代ほど脅威ではなく、昨季リーグ戦で682分しかプレイしていない。右サイドではブカヨ・サカにポジションを奪われており、ベンチを温める機会が多かった。

ペペは今夏の移籍市場で放出候補となっており、リーズ・ユナイテッド、セビージャ、リヨン、マルセイユが候補だと英『Daily Mail』が報じている。
そんなペペだが、22-23シーズンはアーセナルの選手として戦いたいようだ。先日、更新した自身のSNSでは「アーセナルに集中する決意を固めた」とコメントしており、移籍せず来季もアーセナルでプレイすることを示唆している。

ポジションを確保するのであれば左右のウイングになる。しかし右はサカ、左はガブリエウ・マルティネッリと昨季評価を高めた若手がおり、2番手からのスタートになる。またアーセナルはサカのライバルとなる選手の獲得を目指しており、それが決まってしまえばさらにペペの序列は下がってしまうだろう。

だが22-23シーズンはELと並行してリーグ戦を戦うことになる。FAカップやカラバオカップもあり、11月にはワールドカップ・カタール大会が開催される。サカやガブリエウ・ジェズスらは出場濃厚であり、アタッカーの戦力は豊富であるべきだ。

アーセナルとの契約は2024年まで残っているペペ。市場価値も最大7500万ユーロから今では2500万ユーロと半分以下にまで落ちており、近年の評価が下がっていることが分かる。昨季のようなパフォーマンスでは信頼を取り戻すことはできないが、来季はどのようなシーズンとなるのだろうか。

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