ビッグロンドンダービーに4バックで挑んだチェルシー 3度の陣形変更も実らずアーセナルに大敗

修正を繰り返したトゥヘル監督 photo/Getty Images

クリバリがチェルシーデビューを飾った

アメリカでプレシーズンツアーを行っているチェルシーは、同じロンドンのライバル、アーセナルと対戦。新加入のFWラヒーム・スターリングやローン先のクリスタル・パレスで大きく成長したMFコナー・ギャラガーなどを先発で起用したが、終わってみれば4失点の大敗を喫してしまった。

クラブ・アメリカ戦、シャルロット戦とは違い、アーセナル戦ではより多くの主力を起用したトーマス・トゥヘル監督。2トップにFWティモ・ヴェルナーとFWカイ・ハフェルツ、2列目右にMFメイソン・マウント、左にスターリングといった[4-2-2-2]のような陣形を選んだ。

チェルシーは前線の4人が流動的にサイドへ顔を出す興味深い攻撃を見せたものの、効果的にゴールへ迫ることはできず。逆にアーセナルのFWガブリエウ・ジェズスに先制ゴールを許してしまう。すると、前半真ん中あたりに挟まれた給水タイムを機に、トゥヘル監督は陣形変更を決断。スターリングを右に移し、ヴェルナーが左、ハフェルツがセンター、MFジョルジーニョがアンカーに入る[4-3-3]へと形を変えた。

それでもチェルシーは決定的なチャンスを作るに至らず、今度はMFマルティン・ウーデゴーにゴールを許してしまう。かろうじて前半終了間際にマウントが左ポスト直撃のシュートを放ったものの、これ以外にゴールの可能性を感じさせる場面を作ることはできなかった。

後半に入るとトゥヘル監督は5人の選手を入れ替え、フォーメーションもお馴染みの3バックに再度変更。右SBから右WBへとポジションを上げたDFリース・ジェイムズが持ち前の攻撃力を発揮するなど、多少の改善は見られたものの、さらに2つのゴールを許し、試合を終えた。

ジェズスやDFウィリアム・サリバ、DFオレクサンドル・ジンチェンコといった新戦力が期待通り、もしくはそれ以上のパフォーマンスを見せているアーセナル。チェルシーもローンバックのギャラガーや新加入のDFカリドゥ・クリバリなどは印象的なパフォーマンスを見せたが、昨季からの上積みはあまり感じられなかった。

親善試合の1試合で判断するのは早計であるものの、現時点で言えば、チェルシーよりアーセナルの方が完成度は上と言っていいだろう。このままいくと、昨季3位のチェルシーと5位のアーセナルの順位が今季は入れ替わってもおかしくなさそうだが、チェルシーはリーグ戦開幕までに調子を上げることができるだろうか。

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