中国では《51ゴール94アシスト》と制御不能 混乱のスーパーリーグでまだ戦い続けるオスカルの未来

2017年から中国でプレイするオスカル photo/Getty Images

契約は2024年まで続く

新型コロナウイルスの影響、各クラブの財政難等もあり、一気に形が崩れた感のある中国スーパーリーグ。今では話題に挙がる機会も減ったが、まだスーパースターはいる。

スペイン『as』が最大のスターと取り上げるのは、上海ポートFC(以前の上海上港)に所属するブラジル人MFオスカルだ。

オスカルは2012年から5年間をチェルシーで過ごし、一気に世界的スターへ名乗りを上げた。2014年のワールドカップ・ブラジル大会でもネイマールとともに主力を務めており、このまま欧州で長くプレイしていくと考えられていた選手だ。
しかし、2017年にオスカルは中国行きを決意。まさにバブルとなっていた時期で、オスカルは高額なサラリーを手にすることになった。あれから5年が経ったが、まだオスカルは30歳である。いかに早く欧州を離れたかが分かる。

そのオスカルには今夏も母国ブラジルのフラメンゴが獲得を試みているようだが、やはり高額なサラリーがネックとなる。上海ポートFCとは2024年まで契約を結んでおり、同メディアもフラメンゴとの交渉が簡単には進まないと見る。

7月からはクラブに復帰しており、3試合で1ゴールアシストとブランクを感じさせないさすがの活躍だ。何より中国では通算173試合で51ゴール94アシストと圧巻の数字を残しており、オスカルのレベルは群を抜いている。本来は欧州トップレベルで活躍できたはずで、ややもったいない選択ではある。

30歳という年齢を考えればまだ5大リーグでプレイすることも可能なはずだが、オスカルのキャリアはどうなっていくのか。多くの助っ人選手が中国を離れる中、オスカルのプレイはまだ続いている。

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