リヴァプールがブラジル代表FW争奪戦を一歩リード マンUはテン・ハーグの教え子を逃すのか

アヤックスのリーグ優勝にも貢献した photo/Getty Images

マンUが獲得を狙ってきたアントニー

アヤックスのブラジル代表FWアントニー・マテウスの獲得を狙っているマンチェスター・ユナイテッド。しかし、まだ契約成立には至っておらず、リヴァプールが彼を獲得する可能性が高まっているようだ。

アントニーは右ウイングを主戦場とする22歳の選手で、サンパウロからアヤックスにやってきて以降の2年間は、エリック・テン・ハーグ監督の下でプレイ。今季から活躍の場をマンUへと移したテン・ハーグ監督は、アヤックス時代の教え子たちをチームに連れてこようと目論んでおり、アントニーもそのうちの1人として獲得候補に挙がっている。

英『Daily Mail』によれば、アヤックスはアントニーの移籍金として6900万ポンド(113億円)を要求しているようだが、マンUはこの金額での獲得を望んでおらず、交渉は停滞気味。そしてこの隙を見逃さなかったリヴァプールが、アヤックスとアントニーの代理人の両方と交渉を行い、5900万ポンド(97億円)というより低額のオファーを受け入れるよう、アヤックスを説得したという。

リヴァプールはすでに今夏、FWダルウィン・ヌニェスやMFファビオ・カルヴァーリョといった前線の選手を獲得しているが、バイエルン・ミュンヘンへ移籍したFWサディオ・マネが抜けた穴をなんとしてでも埋めなければならない。他にもFW南野拓実やFWディボック・オリギが退団したことを踏まえれば、もう1人くらいは有望なアタッカーを確保しておきたいのだろう。

同メディアによれば、テン・ハーグ監督はマンUのスタッフたちに早く手を打つよう促すことで、今回のリヴァプールの動きに対応したという。マンUはすでに獲得を決めたMFクリスティアン・エリクセンやDFタイレル・マラシアに加え、DFリサンドロ・マルティネスの獲得にも迫っており、中盤から後ろは補強が進んでいる。

その一方で前線の補強は全く進んでいないため、テン・ハーグ監督の教え子という付加価値もあるアントニーは、ぜひとも手に入れておきたい存在だろう。果たしてこの争奪戦を制するのは一体どちらのクラブなのか。

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