北京ではアドゥ、ブラッドリーがいた 4大会ぶり五輪出場決めたアメリカの主役はブレンデンの弟だ

MLSで活躍するパクステン・アーロンソン photo/Getty Images

U-20北中米カリブ海選手権を制覇

まだ本番まで2年あるが、すでに北中米カリブ海より2024年のパリ五輪・男子サッカーに参加する代表チーム2か国が決まった。

現在開催されているU-20北中米カリブ海選手権の準決勝を勝ち抜き、来年開催予定のU-20ワールドカップ出場権とともにパリ五輪への切符を掴んだのはアメリカ代表とドミニカ代表だ。

ドミニカはU-20ワールドカップ出場も初めてで、A代表もワールドカップに出場した経験はない。現在A代表のFIFAランキングは151位で、最高でも78位にしか入ったことがない。決して強豪とは言えないだけに、この結果はサプライズだろう。

もう1つのアメリカは、2008年の北京五輪以来の五輪出場となる。当時は日本代表ともグループステージで対戦し、その時は日本が0-1で敗れている。ちなみに当時の日本は1勝も挙げられず大会を後にしている。

当時のアメリカにはその後A代表で主力となるMFマイケル・ブラッドリー、FWジョジー・アルティドール、さらに当時19歳で天才と騒がれていたFWフレディ・アドゥがいた。惜しくもグループステージ突破とはならなかったが、才能あるタレントを抱えていたチームだった。

最近のアメリカはMLSを中心に優秀な若手を輩出しており、五輪出場決定は若手育成の成果と言えよう。さすがに2024年のパリ五輪に臨むチーム構成は予想できないが、例えば現チームにはリーズ・ユナイテッドへの移籍が決まったばかりのMFブレンデン・アーロンソンの弟である18歳のパクステン・アーロンソンがいる。現在は国内のフィラデルフィア・ユニオンでプレイしているが、いずれ欧州に出てくるかもしれない。

アメリカは今回のU-20北中米カリブ海選手権の決勝でドミニカを6-0のスコアで粉砕しており、パクステンはそこでも2ゴールを記録。今大会の得点数は最多の7ゴールとなり、MVPと得点王に選ばれている。

A代表の方は今年のワールドカップ・カタール大会にも出場してくるが、あくまで最終目標はメキシコ、カナダとともに共催する2026年大会にある。ここで成功を収めることが目標で、そこへ向けて若手育成は欠かせない。来年のU-20ワールドカップはもちろん、パリ五輪に参加できるのは大きなプラスだ。パクステンも未来のA代表候補であり、ここで結果が出たのは大きい。

また、今回の北中米カリブ海選手権ではメキシコ代表が準々決勝でグアテマラ代表にまさかの敗北。U-20ワールドカップ出場権を逃しており、アメリカやカナダ、そのグアテマラを撃破してパリ五輪への切符を掴んだドミニカなど、徐々に北中米カリブ海の戦力図が変わり始めているのかもしれない。

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