荒木翔が甲府の新キャプテンに決定 週刊誌報道の不祥事で前主将が退団

荒木がチームをけん引できるか(写真は2020年) photo/Getty Images

今季加入5年目となる荒木

ヴァンフォーレ甲府は今季の新たなキャプテンとして、チーム5年目のMF荒木翔が就任することが発表された。左ウイングバックを務める甲府のチャンスメイカーが、主将が抜けた甲府をけん引する存在となる。

2013年にギラヴァンツ北九州から加入し、2020年よりチームのキャプテンを務めていたMF新井涼平だったが、週刊誌によって結婚詐欺を行っていたことを報道される。同選手は事実を認め、クラブは公式戦の出場停止、報酬の支払い停止の処分を科す。そして本人からの申し出により、6月30日で甲府を退団。今季は2試合の出場にとどまっていた。

その新井が退団となり、抜けた主将の座に就いたのが荒木だ。国士舘大学から2018年に入団し、積極的なドリブルと鋭いクロスで得点を創出するアタッカー。2020年には28試合に出場して活躍すると、昨季はJ2全42試合3得点と主力に定着しており、チームの左サイドに欠かせない存在になっているのだ。
まさかの状況に陥ったチームだが、ここから新たなキャプテンとともにJ1を目指す戦いのリスタートとなる。ただ甲府はここまで7勝9分8敗の16位と、負けが先行する厳しい成績だ。低迷を打破するために新主将のさらなる活躍に期待がかかる。

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