アーセナルが興味を寄せているようだ
キリアン・ムバッペ、エドゥアルド・カマヴィンガと近年、頭角を現わした若手が連続して大成しているリーグ・アン。今夏の移籍市場ではボルドーやモナコで育ったオーレリアン・チュアメニがレアル・マドリードに総額1億ユーロで引き抜かれている。そんな彼らに続く存在として期待されているのが、リールのMFアマドゥ・オナナだ。
ベルギー、ドイツの下部組織でプレイし、2021年にハンブルガーSVからリールへ移籍したオナナ。20歳の若手だが、すでにベルギーのフル代表でデビューを果たしている。195cmとサイズがあり、本職は中盤だ。昨季のリールでは途中出場含め32試合でピッチに立ち1ゴールを記録している。
武器はやはり2m近い長身だ。守備的MFでプレイすることが多く、長い手足を生かしてボールを刈り取る。ボール奪取後は非常に冷静であり、推進力のあるドリブルで運ぶこともできれば、正確なパスで味方につなげることも可能だ。ボックス内に侵入する攻撃性も兼ね備えており、中盤であればどのポジションでもプレイできるユーティリティ性を持つ。
英『TEAMtalk』によるとアーセナルとウェストハムがオナナに興味を示しているようだ。報道によるとすでにウェストハムは最初のオファーを送ったようだが、すでにリールに拒否されたという。さらなるオファーをするかは分からないが、彼が今夏の人気銘柄であることは間違いない。
中盤の補強が進まないアーセナルはユーリ・ティーレマンスではなく、このオナナを狙っているのかもしれない。ティーレマンスよりも守備的な選手であり、昨季は短いプレイタイムながら48回のタックルを成功させチーム内では4番目の好成績だった。オナナよりも優秀なスタッツを残した選手はみな、約1000分以上プレイタイムが多いプレイヤーのみでありオナナの守備強度の高さが分かる。
次のカマヴィンガ、チュアメニとして期待されるオナナ。報道によればプレミア昇格組であるノッティンガム・フォレストもすでにオファーを送り拒否されたようだ。早くも争奪戦は始まっており、オナナは来季どのクラブでプレイするのだろうか(データは『SofaScore』より)。