ファーガソンやヴェンゲルの上をいく“21世紀”の成績 ここ20年を勝ち続けたアンチェロッティ監督

結果を出し続けるアンチェロッティ photo/Getty Images

来季もレアルをタイトルに導けるか

今季レアル・マドリードでリーグ&CL制覇を成し遂げたカルロ・アンチェロッティ監督。現状世界で最も優れた監督の1人と言えるはずだが、それは数字にも表れている。

1995年に母国イタリアのクラブ、レッジャーナで監督としてのキャリアを歩み始めたアンチェロッティ監督は、それ以降ミランやチェルシー、パリ・サンジェルマン、バイエルン・ミュンヘンといった各国のビッグクラブを率いてきた。今季のラ・リーガのタイトル獲得で前人未到の5大リーグ制覇を達成し、CL制覇数も監督として歴代最多となる4度を数えることとなった。

今季レアルで39の勝利を積み上げたアンチェロッティ監督は、21世紀に入ってからの勝利数でかつてアーセナルを率いたアーセン・ヴェンゲル氏の588勝という記録を抜き、618勝でトップに立ったとスペイン『AS』は伝えている。

また、今季リーグ、CL、スーペル・コパの3つのタイトルを獲得したアンチェロッティ監督は、21世紀に入ってからのタイトル数を22に伸ばした。これはジョゼップ・グアルディオラ監督の31に次ぐ数字で、ジョゼ・モウリーニョ監督に並び2位タイとなっている。

同メディアによると、21世紀に入ってからの勝率という観点ではグアルディオラ監督、モウリーニョ監督、ファーガソン氏に次ぐ4番目ということになっているが、アンチェロッティ監督がナポリやエヴァートンといった、常勝クラブ以外も率いていたことは加味すべきだろう。

20世紀の勝ち数やタイトル数は入っていないため、そこも含めればかつてマンチェスター・ユナイテッドを率いたアレックス・ファーガソン氏やヴェンゲル氏がアンチェロッティ監督の上をいくが、彼も歴代最高監督の1人と言って差し支えはないはず。順当にいけばまだまだこれからも勝ち数を積み上げていくことだろう。

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