30℃越えのピッチコンディションも苦にしない19回のスプリント 夏男レオ・セアラが2ゴールでF・マリノスが4連勝

柏レイソル戦で2ゴールのレオ・セアラ photo/Getty images

素晴らしい働きでチームに勝利をもたらした

25日、首位横浜F・マリノス対4位柏レイソルの上位対決が日産スタジアムで行われた。前回対戦はF・マリノス側に2人の退場者が出るなど難しいゲームとなり、1-3で柏の勝利となったが、今季2度目の対戦は4-0とホームチームが大勝を収めた。

4連勝を飾ったF・マリノスで、キーマンとなったのは攻守両面で輝きを放ったFWレオ・セアラだ。昨季からF・マリノスでプレイするストライカーで、今季はアンデルソン・ロペスにスタメンの座を奪われていたが、直近の4ゲームは全試合で先発出場している。しかも柏戦で2ゴール、ジュビロ磐田戦でも1ゴールと好調を維持している。

柏戦で目立ったのは守備で走れる献身性だ。25日の日産スタジアムは6月にして30℃を超える真夏日であり、選手としては厳しい条件でのゲームとなったが、レオ・セアラはスプリントを続けた。19回のスプリント数はチームトップの数字であり、最前線から走ることでチームを支えている。実際にレオ・セアラのプレッシングで柏の守備陣がやむを得ず前線にロングボールを蹴る場面が多く、その効果は絶大だった。
それでいてレオ・セアラは攻撃面でも違いを見せることができる。178cmとそれほどサイズのある選手ではないが、ポストプレイで時間を作ることが可能で、狭いエリアではフリックなど小技も持っている。出場停止処分となっているロペスは19節清水エスパルス戦、20節サンフレッチェ広島戦でも起用することができないため、レオ・セアラへの期待は大きい(データは『Jリーグ公式』より)。

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