アルバの後釜はバルセロナユース出身の元攻撃的MF? 左SBとなってベルギーで“15回ビッグチャンスを生み出す”レフティ

古巣バルセロナが興味を寄せるセルヒオ・ゴメス photo/Getty images

まだ21歳と若い

ロベルト・レヴァンドフスキやベルナルド・シウバら前線の選手ばかりを狙っているバルセロナだが、最終ラインもテコ入れが必要だ。とくにサイドバックは人材不足であり、来季リーグ戦とCLを平行して戦うためにも補強が必要となる。

ベルギーメディア『WALFOOT』によるとアンデルレヒトのセルヒオ・ゴメス獲得を目指しているようだ。ジョルディ・アルバの競争相手としてクラブは考えており、1500万ユーロ(日本円にして約21億円)の契約解除金を支払うことで獲得できるようだ。

バルセロナの下部組織で育ち、その後ボルシア・ドルトムントとウエスカを経由してアンデルレヒトでプレイしているゴメス。昨季は49試合で7ゴール15アシストを記録しており、得点力のある選手として知られている。
移籍となれば古巣への復帰となるゴメスだが元は攻撃的な選手で、アンダー世代のスペイン代表では10番をつけていたこともある。アンデルレヒト移籍後に現バーンリー指揮官であるヴァンサン・コンパニに左サイドバックへコンバートされ、大きな飛躍を掴んだ。

そんなゴメスの強みはもちろん、攻撃性能の高さだ。積極的なオーバーラップから高精度の左足でクロスを供給するのが彼の十八番であり、DF限定にはなるがビッグチャンスクリエイト数15回、キーパス65本、クロス成功数52本の3項目でリーグトップの好成績を残した。左サイドをオーバーラップする姿はアルバと重なるものがあり、彼の後継者になることは十分に可能だ。

昨季のバルセロナの左サイドバックはアルバが多くの試合でピッチに立っている。万全時のクオリティはさすがだが、連戦になると溜まった疲労を隠し切れないでいた。来季はワールドカップ・カタール大会がシーズン中にあり、選手にはハードなシーズンとなる。が、ゴメスのような頼れる控えがいれば問題なく戦い切ることができるだろう(データは『SofaScore』より)。

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