バイエルンのフロントスリーでも見てみたい 爆速のA・デイビスの気になる攻撃力

バイエルンではレフトバックに入る機会が多いA・デイビス photo/Getty Images

カナダ代表では攻撃の中心

クラブと代表チームで起用法が大きく異なる選手もいるが、カナダ代表のアルフォンソ・デイビスも別の顔を見せる選手だ。

スピードスターのデイビスは、所属するバイエルンでは左のサイドバックに入る機会が多い。MLSのバンクーバー・ホワイトキャップスから2019年にバイエルンへ移籍したデイビスは、そのスピードを最大の武器にバイエルンで定位置を掴んだのだ。それを活かすうえでサイドバックのポジションは合っていた。

しかし、カナダ代表でのデイビスは攻撃の中心だ。より攻撃的なポジションに入る機会が多く、これまで通算30試合に出場して10ゴールを挙げている。バイエルンでは115試合で5ゴールとなっているため、その差は大きい。今年のワールドカップでもデイビスは攻撃的なポジションに入るだろう。
バイエルンへの移籍から3年。カナダ代表を指揮するジョン・ハードマンは、バイエルンでも前線3トップに入れるはずと語る。

「アルフォンソは10番、7番、11番、ウイングバックの位置でもプレイできる。技術、スピード、パワー、知性を備えているからね。バイエルンのフロントスリーでもプレイできるし、それを多くの人が見たがっていると思う。その実力はあるよ」(『Transfermarkt』より)。

カナダ代表とは異なり、バイエルンにはワールドクラスのウイングが多く揃っている。わざわざデイビスを3トップに回す必要もないと言えるが、カナダ代表のファンはより攻撃的な位置でプレイするデイビスの姿を望んでいるかもしれない。それだけの実力はあるはずだが、いつかデイビスがフロントスリーの象徴となる日はくるか。

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