わずか“4分間”で2得点に絡んだ新潟の新星 ペルー出身の大卒ルーキーが短い時間で猛アピール

ホームで大きなアピールに成功した(写真はイメージ) photo/Getty Images

秋田に3ゴールで勝利し首位キープ

アルビレックス新潟はブラウブリッツ秋田に3-0で勝利した一戦で、また一人チームを勢いづかせるヒーローが生まれた。わずか4分間の出場で2得点に絡んだシマブク・カズヨシだ。

新潟は1点リードで迎えた86分に先制ゴールを決めた松田詠太郎に代わってシマブクを投入。すると大卒ルーキーのアタッカーはピッチに立つとすぐさま結果につなげていく。90分には最終ラインのミスを突いた本間至恩がボールを奪ってGKと1対1となると横のシマブクへパスを出す。無人のゴールに流し込んでプロ初得点をゲットする。

さらに自らの持ち味であるスピードとテクニックを発揮したシマブクは、後半アディショナルタイムに自陣でボールを持つと単独突破を開始。相手ゴール前までドリブルで運ぶと、最後は伊藤涼太郎が決めて点差を3点に広げた。
わずか4分とアディショナルタイムの出場時間だけで1得点1アシストを記録したシマブク。今季新潟医療福祉大学から加入し、高校時代には浦和レッズユースで10番を背負ったペルー出身の22歳が、ビックスワンでのチャンスを逃さず、サポーターの前で自身のポテンシャルを存分に発揮した。

今試合でゴールを決めた松田や伊藤、プロ初得点のお膳立てをした本間など新潟には強力な2列目がたくさんそろっている。そのメンバーの中で出場時間は限られてくるものの、結果を残して自らのアピールを続けることができれば、先発の座も見えてくることだろう。シマブクのさらなる活躍に注目だ。

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