横浜F・マリノスも“2年目”が強かった ポステコグルー・セルティックさらなる進化へ「アンジェは……」

セルティックを指揮するポステコグルー photo/Getty Images

欧州カップ戦での躍進も目指したい

昨夏にセルティックの指揮官に就任し、1年目からチームをリーグ制覇へ導いたアンジェ・ポステコグルー。ひとまずリーグタイトル奪取のミッションは完了したわけだが、2年目のセルティックにはもっと大きなものを期待したい。

ポステコグルーのチームはシーズンを重ねるごとに強くなると語るのは、現役時代にマザーウェルやオーストラリアのパース・グローリーでプレイし、2020年からはパース・グローリーでアシスタントコーチを務めてきたスティーブン・マガリー氏だ。

「アンジェは常にフォーメーションや戦術、スタイルの面で革新的で、新しいことを試すことを恐れないタイプだ。アンジェのチームは毎シーズン確実に強化される。ブリスベンでもそうだった」
「私がパース・グローリーに向かった際、アンジェはブリスベン・ロアーに大きな変化を加えていた。クレイグ・ムーアやダニー・ティアットらがチームを去り、アンジェは自身の考えでスマートな補強をした。彼は選手を見抜く眼を持っていて、それは1年目のセルティックでも出ていた。彼が獲得した全選手とは言わずとも、ほとんどの選手はインパクトを残したね。彼は自身のスタイルに合う選手を理解しているんだ」(英『Daily record』より)。

ポステコグルー体制2年目が強いのは、過去に指揮した横浜F・マリノスでも証明済みだ。就任1年目は残留争いに巻き込まれたが、2年目の2019年には攻撃的サッカーで一気に頂点へ登り詰めた。

セルティックでもFW古橋亨梧や前田大然、MF旗手怜央、マット・オライリーなど新戦力がフィットし、補強も的確だ。彼らにポステコグルーの考えがさらに浸透する2年目には、欧州カップ戦の舞台でも大きな成果を期待したい。

今後もJリーグの選手が引き抜かれる可能性もあり、そちらも注目だ。同メディアもポステコグルーのセルティックに2年目のジンクスは起こらないのではと見ているが、来季はさらに完成されたセルティックを見せてくれるか。

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