前半は左SB、後半はCBで躍動 初招集、初先発のプレッシャー感じさせない伊藤洋輝が“左SBのファーストチョイス”に?

日本代表の最終ラインの序列を書き換える活躍を見せる伊藤洋輝 photo/Getty images

素晴らしい活躍を披露してくれた

6月に4試合を戦うことになっている日本代表は2日にパラグアイ代表と対戦。序盤は好機を作るも決まらない時間が続いたが、浅野拓磨がゴールを決めて先制に成功。そこからは日本が主導権を握り、最終的には4-1と快勝となった。

南野拓実や伊東純也、権田修一と本来は主力とされる選手がいなかったこのゲームだが、存在感を示したのはDF伊藤洋輝だった。4バックの左で起用されると自慢の左足から前線に高精度のパスを供給する。浮き球やグラウンダーと種類も豊富で、左サイドから攻撃を作っていく。浅野の先制点の場面で後方からロングフィードを供給したのは伊藤であり、さっそくゴールに絡んだ。

後方からのパスだけでなく、前線での攻撃参加も積極的だった。左ウイングの三笘薫が高い位置でボールを持つと猛スピードで伊藤が左サイドを駆け上がり、深い位置からクロスを供給する。残念ながらそこからゴールにつながってはいないが、伊藤のオーバーラップが日本の武器であったことは間違いない。

セットプレイでは伊藤の高さが光った。188cmとサイズのある選手であり、6度あったコーナーキックでは伊藤と189cmの吉田麻也がターゲットとして相手ゴールを脅かしている。21分右コーナーキックの場面では相手の上からヘディングシュートを放つなど高さを見せており、セットプレイでは伊藤や吉田のような選手を積極的に使っていきたい。

前半は左サイドバック、後半はセンターバックと1試合で2つのポジションをこなした伊藤。センターバックでは自身のパスミスから失点を喫してしまっており、悪い印象となってしまったが、それ以外のプレイは問題なくやれており、SB、CBともに高いレベルのパフォーマンスを見せてくれた。

今後は左SBとして重宝されることになるか。現状は長友佑都と中山雄太がそのポジションを務めているが、どちらもパッとしないのが正直な印象だった。しかし伊藤は攻守両面で安定感があり、さらに188cmと高さを提供してくれる存在だ。これは大きな武器であり、強豪国にも通用する強みである。初招集、初先発とプレッシャーのかかるゲームでも本来の実力を発揮できる点も評価が高く、今後の試合ではこの伊藤が日本の守備を支えることになるだろう。

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