FC東京の首位撃破に大きな貢献度 2得点の渡邊凌磨は右ウイングで強みを発揮

鹿島戦でゴールを奪った渡邊 photo/Getty Images

3トップの右を務めた渡邊

FC東京はJ1第16節で鹿島アントラーズと対戦し、3-1と勝利して連勝を飾った。この試合で今季初得点となる2ゴールを挙げ、チームを勝利に導いた男が渡邊凌磨だ。

前節の清水エスパルス戦に続き、今節も右ウイングに起用された渡邊。積極的な仕掛けやスピードを活かした攻撃で相手陣内へと攻め込むと33分、左サイドから中央でボールを受けた渡邊がディエゴ・オリヴェイラとのワンツーパスで抜け出し、右足を振り抜き先制点を奪う。

今季初ゴールとなった渡邊は続く42分にも中央でD・オリヴェイラが粘ったボールをダイレクトで蹴り込んでゴールネットを揺らし、首位相手に前半から2点をリードする展開に。後半にもFC東京はPKをゲットするとD・オリヴェイラが決めて3ゴールで首位・鹿島を圧倒した。

アルベル・プッチ・オルトネダ監督の下で、序盤戦は右サイドバックでの起用が続いていた渡邊。しかし彼のストロングポイントはドリブルとボールテクニックだ。渡邊の武器を十分に発揮できるのは前線のポジションだろう。前節から右ウイングで自身の特長を見せており、運動量豊富にハードワークできる渡邊は貴重な存在だ。またサイドバックでプレイした経験も、前線からのプレッシングで生きている。首位との大事な一戦で2得点を決めて連勝へと導いた男が、上位進出を狙うFC東京を今後もけん引していくことだろう。

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