自慢のドリブルにセットプレイのキッカーも 3ゴールに絡んだ汰木康也が神戸をけん引する存在に

左サイドからドリブルでチャンスを作った photo/Getty Images

武藤のゴールをアシストした

J1第16節でヴィッセル神戸は北海道コンサドーレ札幌と対戦。最下位を脱出したい神戸は、4-1と勝利して今季2勝目を挙げた。3ゴールに関与した汰木康也は自慢のドリブルとキックで神戸の勝利に大きく貢献する。

今節も左サイドハーフで先発出場した汰木は、積極的に仕掛けて左サイドを突破。またセットプレイのキッカーを務めて決定機を作り出した。1-1と同点で迎えた64分、右からのフリーキックでキッカーとしてボールを蹴り込むと、タイミングよく武藤嘉紀が頭で合わせて勝ち越しゴールを奪う。さらに68分にも汰木が蹴ったコーナーキックからの混戦を最後は菊池流帆が押し込んで2点差とする。

さらに圧巻だったのは74分、左サイドからボールを持って仕掛けると単独で突破を図る。自らの武器であるドリブルでチャンスを作り、中央へとクロスを入れると相手DFに当たってオウンゴールを誘発。チーム今季最多タイとなる4ゴールを決めて貴重な2勝目を挙げた。

汰木はその4ゴール中3ゴールに絡み、神戸の攻撃をけん引。仕掛けからのチャンスメイクはもちろんのこと、キッカーとしても1アシストを記録するなど自身の持ち味を十分に発揮した一戦となった。苦しいシーズンが続く神戸だが、降格圏を抜け出すためにも、今季新加入の汰木がキーとなっていくことだろう。

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