サカが”マフレズ/サラー級”になるには何が必要? 英紙が主張するイングランド代表FWをより生かす術

今季は素晴らしい成績を残したサカ photo/Getty images

まだ20歳の若手だ

先日、フィル・フォーデンが今季のプレミアリーグ若手最優秀選手であると発表された。9ゴール5アシストとリーグ優勝に貢献しており、納得の受賞だ。

彼以外にも、他クラブにはフォーデン並みの活躍を見せた選手がいる。例えばアーセナルのブカヨ・サカがそうだ。

20歳のイングランド代表FWはアーセナルのアカデミー出身で、緊急時は左サイドバックでもプレイしていた。今季は左サイドバックにヌーノ・タヴァレスが入ったことで右ウイングに専念することができており、11ゴール7アシストと素晴らしい数字を残している。

サカの強みは狭いエリアでもボールを失わないスキルの高さとドリブルでの突破にある。基本的にアーセナルの右サイドバックは冨安が務めており、彼はカウンターを想定して低い位置をとる。そのためサカは右サイドの高い位置で孤立してしまうのだが、相手からプレッシャーをかけられても落ち着いて対応できる選手であり、相手に隙があれば単独での突破を成功させてしまうほどだ。そのため右サイドはサカ、冨安の働きで攻守共にハイレベルを維持できている。

英『The Guardian』では21-22シーズンに活躍した若手をまとめており、デヤン・クルゼフスキ、フォーデン、コナー・ギャラガーらと共にサカの名前が挙げられている。

「サカのためにオーバーラップし、より多くのスペースを作るストライカーと右サイドバックをアーセナルが獲得した場合、サカはより驚異的な存在になれる」

同紙ではこれまでのサカを称賛しつつ、彼をより輝かせることができる存在がいればさらに素晴らしい選手になれると主張している。ストライカーであれば獲得濃厚とされるマンチェスター・シティのガブリエウ・ジェズスはその役割をこなすことができる。流動的に動きながら守備もできるFWで、サカとは素晴らしいコンビとなるか。

二桁得点を記録し、チーム最多のスコアラーとなったサカ。モハメド・サラー、リヤド・マフレズに続く右ウイングに成長しており、彼らに並ぶのも時間の問題か。

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