モウリーニョ・レアルでのエジルは神の領域だった 《80アシスト》も奪った左足はスナイデルをも超える

エジルの背中を押すモウリーニョ photo/Getty Images

モウリーニョの選ぶ究極イレブンに入る

現在ローマを指揮するジョゼ・モウリーニョは、これまでビッグクラブで多くのスター選手を指導してきた。FCポルト、チェルシー、インテル、レアル・マドリード、マンチェスター・ユナイテッド、トッテナム、ローマと、21世紀を代表する名将なのは間違いない。

今回英『Daily Mirror』では、モウリーニョが自身の指導してきた選手たちで究極のベストイレブンを作成。その構成がなかなか興味深い。

まずGKにはペトル・チェフ(チェルシー)、最終ラインは右からハビエル・サネッティ(インテル)、ジョン・テリー(チェルシー)、リカルド・カルバーリョ(チェルシー)、アシュリー・コール(チェルシー)。

中盤はクロード・マケレレ(チェルシー)、フランク・ランパード(チェルシー)、メスト・エジル(レアル・マドリード)、前線3トップはエデン・アザール(チェルシー)、クリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリード)、ディディエ・ドログバ(チェルシー)の3人だ。

2回指揮していることもあるが、チェルシーの選手が多い。特に当時の守備陣はかなり信頼しているようで、ここはレアル時代のセルヒオ・ラモスやインテル時代のルシオやワルテル・サムエルも入っていない。

そして中盤ではエジルだ。ここは3冠を達成したインテルで攻撃をコントロールしていたウェズレイ・スナイデルも候補に入ってくるはずだが、モウリーニョはエジルを選んでいる。

エジルは2010年から3年間レアルでプレイし、その後はアーセナルへ移籍。アーセナルでも好パフォーマンスを披露していたが、やはりキャリア最高の時間はモウリーニョ・レアル時代だったのだろう。

前線にロナウドら強力FW陣が構えていたことも関係しているが、レアルでは2010-11シーズンに全コンペティション合わせて10ゴール28アシスト、続く2011-12シーズンは7ゴール28アシスト、2012-13シーズンは10ゴール24アシストを記録している。

通算するとアーセナルでは254試合に出場して77アシスト記録しているが、レアルでは158試合でそれを超える80のアシストを記録している。FW陣が豪華だったとはいえ、このアシスト数は異常と言っていいレベルだ。3シーズン続けて20アシストを超えてくるのはかなり難しく、当時のエジルの左足は魔法の杖のような存在感があった。やはりクラブシーンではモウリーニョこそエジルを最も上手く活かした指揮官ということになるのだろう。

このレアル時代が全盛期と考えると、エジルの全盛期がやや短く思えてしまう。しかし、この3シーズンが特別だったのは間違いない。その評価はモウリーニョの中でスナイデルをも超えてくるのだろう。

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