“トルコのメッシ”がようやく本領発揮? 所属クラブ最多となる67回ドリブルを成功させる男にアタランタが興味

トルコで好調を維持するエムレ・モル photo/Getty images

5大リーグに戻ることになるか

ジェイドン・サンチョ、アーリング・ハーランドと優秀な若手を獲得し、ビッグクラブに売却して多額の移籍金を得ることを得意としているボルシア・ドルトムント。彼らの後釜を獲得する手際も良く、すでにレッドブル・ザルツブルクからカリム・アデイェミの獲得を発表している。

しかし、その中には有望株として獲得されるも伸び悩む選手もいる。トルコ代表のエムレ・モルがそうだ。

デンマークのノアシェランでプロとなり、翌シーズンにドルトムントに引き抜かれている。小柄なこと、ドリブルが得意なこと、左利きということで「トルコのメッシ」として注目を浴びた。しかし、ドルトムントではほとんど出番を得られずに、スペインのセルタへ移籍。これも彼のキャリアを変えるものにはならなかったが、今季はトルコのファティ・カラギュムリュクにて25試合に出場。5ゴール3アシストと、プレイタイム、得点関与数共にキャリアハイの数字を残した。

トルコリーグと少しレベルは落ちるが、ドリブル成功数67回はチームトップであり、キーパス数29本のトップ3とチーム内で上位の攻撃スタッツを残している。

そんなモルだが、今季で所属元のセルタとは契約が切れることになっており、来季からフリーでの獲得が可能となる。そこでアタランタとフィオレンティーナのセリエAのクラブが興味を示していると西『todofichajes.com』は報じている。フリーで獲得できるという点、まだ24歳と若い選手であり、獲得する理由は十分にある。

これまでは難しい時期を過ごしたが、イタリアへのステップアップが叶いそうなモル。強みであるドリブルは今でも強力であり、「トルコのメッシ」は再び5大リーグに戻ることになるのだろうか(データは『SofaScore』より)。

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