まだ3ゴールしか奪えていない
バルセロナで思うようにフィットせず、アトレティコ・マドリードに戻って迎えた2021-22シーズン。フランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンにとっては、満足できない苦いシーズンとなっている。
怪我で離脱している期間があったとはいえ、ここまでリーグ戦24試合をこなして成績は3得点3アシスト。レアル・ソシエダでデビューしていた頃より、3得点のままシーズンを終えればキャリアワーストだ。
リーグ戦で最後に得点を奪ったのは、昨年11月のカディス戦だ。そこから怪我で離脱していた期間はあったが、復帰した今年2月以降も得点は生まれていない。合計すると半年間ゴールがないことになり、W杯イヤーということを考えればフランス代表にとっては悩みの1つだろう。
この間にはチャンピオンズリーグの戦いもあったが、決勝トーナメントに入ってからもマンチェスター・ユナイテッド戦、マンチェスター・シティ戦で得点は奪えなかった。
パリ・サンジェルマンではFWキリアン・ムバッペが変わることなく結果を出しているが、今年のワールドカップ・カタール大会でフランス連覇のカギを握るのはグリーズマンかもしれない。4年前はムバッペ、グリーズマンの2人が攻撃の中心となり、グリーズマンは4得点を奪っている。
前回王者が優勝メンバーにこだわり過ぎて次のワールドカップで躓くケースは稀に起こるが、代表監督ディディエ・デシャンはどこまでグリーズマンにこだわるだろうか。そこはカタール大会での注目ポイントの1つになりそうだ。