ミラクルレスターのボスであり生粋のローマっ子 ラニエリ氏がローマとレスターのファンを一体化させた瞬間

やはり“心のクラブ”はローマのようだ photo/Getty Images

チャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグに次ぐUEFA第3の大会

6日、ヨーロッパカンファレンスリーグ準決勝2ndレグ、ローマvsレスター・シティの試合が行われた。この試合にはローマとレスターの両チームで監督を務めた経験があるクラウディオ・ラニエリ氏もスタジアムまで観戦に訪れていた。

ラニエリ氏と言えば、ミラクル・レスターのボスという印象が最も強い監督だろう。2015-16シーズンにレスターの監督へ就任すると、就任初年度にプレミアリーグを制覇。ラニエリ氏とその選手たちは世界に衝撃を与えた。

2009年と2019年にはローマの監督にも就任しているラニエリ氏。この一戦では、試合途中の53分頃にラニエリ氏の姿がスタジアムのモニターへと映し出された。両チームのサポーターはスタンディングオベーションで拍手を送り、彼に敬意を表している。

これに気づいたラニエリ氏もファンに手を振り返し、拍手でファンたちのアクションに応えた。この瞬間だけは敵味方関係なし。ラニエリ氏を中心にローマファンとレスターファンが一体となった素晴らしい瞬間だった。

しかし、伊『Gazzetta dello Sport』によれば、ラニエリ氏はこの試合でローマの肩を持つことを試合前に明言していたようだ。ローマ出身のラニエリ氏は幼少期からASローマのファンで、選手時代のプロデビューもローマ。レスターとの関係はあくまでプロフェッショナルなものであり、子供の頃から応援しているチームを裏切ることはできないという。

この試合はエイブラハムのゴールでローマが1-0の勝利をおさめ、ラニエリ氏にとって嬉しい結果となった。2戦トータルスコアを2-1としたローマはヨーロッパカンファレンスリーグの決勝進出を決め、26日にはフェイエノールトとのタイトルを懸けた一戦に臨む。生粋のローマっ子であるラニエリ氏の応援は決勝でも必ずローマの力となるはずだが、大会初代王者の座ははたしてどちらの手に渡るのだろうか。

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