最終ライン全ポジションでプレイできる万能性が彼の真価? アルテタ監督から全幅の信頼を寄せられる冨安健洋の現在地

マンチェスター・ユナイテッド戦で復帰を果たした冨安健洋 photo/Getty images

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センセーショナルな活躍でアーセナルを沸かせた日本代表の冨安健洋。怪我の影響で1月からピッチに立っていなかったが、先日のマンチェスター・ユナイテッド戦では短い時間であったものの終盤に途中交代でピッチに立った。

そんな冨安だが、次節ウェストハム戦では右サイドバックではなく左サイドバックで起用される可能性が出てきた。英『football.london』では「ウェストハム戦の左サイドバックはタヴァレスでもジャカでもない新しいオプションになる」と主張し、ミケル・アルテタ監督の「彼は両足でボールを扱えるだけでなく、右のセンターバック、左のセンターバック、左サイドバックでプレイすることができ、非常に多様性がある。それはこれまでの指導法が大きく影響している。彼にとって左も右も同じだ」の最終ラインであればどのポジションでも起用していくとのコメントと共に報じている。

実戦で試したことはまだないが、トレーニングを見ているアルテタ監督が言うのであれば左SBも実戦で通用するレベルなのだろう。実際にマンチェスター・シティではジョアン・カンセロが両サイドをそん色なく務めており、重要なオプションとしてチームに貢献している。アーセナルでも冨安一人でさまざまなポジションをカバーできるようになれば、今よりも重要度は上がるはずだ。

ウェストハム戦で左SBに入ることになれば、ヌーノ・タヴァレスのような攻撃力は見られないかも知れないが、ビルドアップと守備面での安定感は増すことになる。それは右サイドで保証されている。188cmのサイズも武器であり、ウェストハムの得意とする後方からのロングフィードを跳ね返すことができれば大きい。また、タヴァレスをもう一つ上のポジションで起用できる可能性も出てくる。タヴァレスは攻撃面では素晴らしい選手だが、守備対応はまだ改善の余地がある。しかし、左サイドの高い位置でタヴァレスを起用できれば守備面での弱みは多少改善され、高精度のクロスや推進力のあるドリブル、攻撃時の豊富なアイデアが生かされることになるだろう。

アーセナル加入初年度からプレイの幅を広げている冨安。アルテタ監督のコメントではSBに加えCBでも戦力として数えている節があり、ここからの活躍が非常に楽しみである。

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