ライバルへの2ゴールで復調に期待 リヴァプールのプレミア制覇に欠かせないエース復活

2得点を決めたサラー photo/Getty Images

マンUに2ゴールのサラー

リヴァプールが4-0と勝利したプレミアリーグ第30節のマンチェスター・ユナイテッド戦。今試合で2ゴールを決めた男が公式戦12試合ぶりに流れからゴールネットを揺らしたモハメド・サラーだった。リヴァプールの2年ぶりのプレミア制覇に向けて彼の復調は必須だ。

開始5分にルイス・ディアスの先制点をアシストしたサラーは、22分に3トップの中央に入ったサディオ・マネから受けたパスでゴールを記録する。第29節のブライトン戦でPKからのゴールはあったものの、流れからのゴールは第26節のノリッジ戦以来。実に公式戦12試合ぶりとなった。

さらに1点を追加したリヴァプールは、終盤にもサラーが自身2ゴール目を決めて4-0と圧勝。このゲームを機に、サラーは再び得点量産することができるのか。アフリカネイションズカップやワールドカップ予選など、エジプト代表での連戦も経ており、少しコンディション面で不安視されていたサラー。プレミア開幕頃の手の付けられなさはなくなった印象だ。

圧倒的な差を付けて得点ランクトップを走っていたが最近の急ブレーキにより、トッテナムのソン・フンミンに5ゴール差まで詰め寄られてしまう。当確と思われていたプレミア得点王に暗雲が立ち込める状況となっていた。

そんな中での2ゴールは自身にとっても復調の兆しとなるだろう。FWとしてゴールを決めることが何よりもコンディションを上げる要因となるはずだ。マンチェスター・シティとの優勝争いのため、1つも落とせない状況でサラーのパフォーマンスがチームに与える影響は大きい。ライバルへの2得点で本来の形へと戻ることができるだろうか。

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