ルイス・ディアスが即フィットした理由とは? 献身性だけじゃないリヴァプールで活きる武器

先制点を決めたディアス photo/Getty Images

左ウイングで起用が続く

1月の移籍市場でリヴァプールへと加入したルイス・ディアス。加入後先発へ名を連ねると、すぐさま活躍してレギュラーへと上り詰めた。ここまでディアスがハマった理由として彼のいくつかの特長が、リヴァプールのシステムにも合っていたことは明白だ。

ボールを持ったドリブルの推進力とスピードはチームでもトップクラスであり、彼を表すうえでも大きな強みの1つだ。カウンター時には一気に相手守備陣に襲い掛かり、攻勢を強めることができるディアスはフロントスリーの一角として大きな存在感を発揮する。

さらにそのスピードを活かした献身性も大きな武器だ。積極的にプレッシングを仕掛け、時にはアンドリュー・ロバートソンの上がったスペースをカバーする守備力も兼ね備えている。サイドバックが高い位置を取るリヴァプールにおいて献身性は必須といえるだろう。

そんなスピードと献身性が挙げられるディアスだが、それ以外の大きな特長として挙げられるのは、視野の広さだ。プレミアリーグ第30節のマンチェスター・ユナイテッド戦では、1ゴール1アシストを記録したディアス。サディオ・マネのゴールをアシストしたシーンでは、左サイドでボールを持つと中央にはモハメド・サラー、マネ、ロバートソンと3人の選択肢があったが、マネが足を止めてフリーになった瞬間を見逃さずにパスを通し得点へとつなげた。視野の広さと一瞬の判断で、すぐにチャンスを作った能力の高さが結果へと結びついている。

パス回しでも連携面などのミスが少なく、マネやサラーとの相性のよさも窺える。彼のスピードや献身性も彼を語る上では外せない特長だが、ポゼッション時、チャンスメイク時の咄嗟の判断と視野の広さから供給されるパスは、リヴァプールにフィットする上で非常に大きな武器となっている。

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