この10年マンUで成長したのはB・フェルナンデスのみ? “10億ポンド超え”の補強も実らず

マグワイアも期待は大きかったが…… photo/Getty Images

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評価が落ちた者も少なくない

名将アレックス・ファーガソン氏が指揮していた頃のマンチェスター・ユナイテッドでは、オールド・トラッフォードでメキメキと力をつけていく選手も多かった。有名な選手から無名の選手まで、ファーガソン氏の手で化けた選手は数知れない。

では、ファーガソン氏が去ってからのマンUはどうか。英『Daily Mail』によると、クラブOBリオ・ファーディナンド氏はMFブルーノ・フェルナンデス以外は誰も成長していないと厳しい評価を下している。

もっともマンUは資金力のあるビッグクラブのため、獲得する選手の多くはビッグネームだ。彼らは選手として完成に近い状態でやってくる。そこからの大きな成長を望むのは難しいのかもしれない。
ただ、マンUに移籍してから評価を落とした選手、あるいは停滞している選手が目立つのは事実だ。例えば8000万ポンドでレスター・シティから引き抜かれたDFハリー・マグワイアも、マンU移籍後から大きく成長したかは微妙なところ。むしろ厳しい意見が目立つ。

DFアーロン・ワン・ビサカ、MFポール・ポグバ、FWアントニー・マルシャル、すでにクラブを離れた選手ではFWロメル・ルカク、アレクシス・サンチェス、メンフィス・デパイ、MFヘンリク・ムヒタリアン、アンヘル・ディ・マリアらもどこか評価を落としたところがある。

ファーガソン氏が去ってからマンUは10億ポンドを超える資金を補強に投じてきたが、確かにクラブで大きく成長した選手を思い浮かべるのは難しいか。

昨夏なら22歳のFWジェイドン・サンチョが実力ある若手としてドルトムントから引き抜かれたが、まだ本領は発揮できていない。サンチョを真のワールドクラスFWへ成長させることが求められているが、今のマンUにそれが出来るだろうか。スポルティング・リスボンからマンUに加わり、ワールドクラスの攻撃的MFとして評価を高めているフェルナンデスは珍しい例なのかもしれない。

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