セーラーズを混乱させた江坂任の動き出し 助っ人も活かす浦和の“走る司令塔”

相手守備陣を翻弄する江坂 photo/Getty Images

1得点1アシストとゴールにも絡んだ

浦和レッズはAFCチャンピオンズリーグでライオン・シティ・セーラーズと対戦して、4-1で勝利した。1得点を決めた江坂任は、トップ下で先発して自身の持ち味を存分に発揮し、シンガポール王者を苦しめる。

キャスパー・ユンカーと縦関係でのコンビを組む江坂は、主に中央よりも左へ流れるシーンが多かった。セーラーズは松尾佑介と大畑歩夢の左サイドを捕まえることができず、ウィークポイントとなっていた。江坂が左に流れて加勢することで、さらに相手DFを混乱に陥れ、8分のキャスパー・ユンカーの得点を創出した。

ただ左に張り付くだけでなく、中央にも顔を出して守備網から外れることで何度もフリーでボールを受けることができた。得点シーンでも松尾からのクロスを丁寧に合わせてゴールネットを揺らした江坂だが、余裕すら感じられるゴールだったといえる。

柏レイソル時代の2018年以来となったACLでのプレイ。アジアの舞台でも初見で彼の動き出しに簡単に対応できるDFは少ないだろう。ユンカーやモーベルグ、シャルクといった強力な助っ人の良さも、江坂のフリーランニングによって、より際立っていく。

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