“11ゴール&ドリブル成功数60回”と大車輪の活躍 開花しはじめたウィルフレッド・ザハは止まらない

ついにウィルフレッド・ザハが覚醒するか photo/Getty images

ビッグクラブも恐れる存在になった

パトリック・ヴィエラのもとで今季ここまで10位と奮闘しているクリスタル・パレス。コナー・ギャラガー、マーク・グエーイら若手と守護神のビセンテ・グアイタやチーム得点王のウィルフレッド・ザハらベテラン組が融合しており、トップハーフでのフィニッシュを目指している。特に今季はザハの活躍が素晴らしい。

パレスのアカデミーで育ち、マンチェスター・ユナイテッドへステップアップしたザハ。しかし、トップチームでの出番は得られず、ローンで各チームを回り、2014年に再びパレスに戻ってきている。

左サイドを主戦場とするドリブラーであり、26試合で11ゴール1アシストを記録。昨季のキャリアハイの数字に並んでおり、残り試合でその記録を更新する可能性が高い。中堅クラブでプレイするには惜しい人材であり、過去にはアーセナルからオファーがあったともいわれている。そういった背景もあってザハはステップアップを以前から志願しているが、叶うことはなかった。それでも、モチベーションを落とさずここまでチームのために戦っており、チームの大事な得点源として貢献している。

英『THE SPORSMAN』ではここまでのザハの活躍を称賛しており、才能が開花している途中で、今後さらに成長するだろうと予想している。実際に今季のザハのパフォーマンスは素晴らしく、個でビッグクラブの守備陣をかき回せるだけの力はある。また、データサイト『SofaScore』によると、シュート数51本、ドリブル成功数60回、キーパス36本と攻撃的なスタッツはすべてザハがチーム内でトップであり、ドリブルはリーグ全体で5番目の数字である。英『90min』でのプレミア内のFWランキングではザハが9位にランクインしている。1位のハリー・ケインをはじめビッグクラブのアタッカーがいる中でのランクインであり、今季の充実ぶりがうかがえる。

パレスでは29歳にしてすでに442試合に出場するなど、チームの象徴として活躍を続けるザハ。破壊力抜群のドリブルだけでなく、昨季に続いて今季は得点力も向上しており、これからの成長でプレミア屈指のアタッカーになるザハに注目だ。

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