モドリッチ&クロースお休みでもきっちり勝ち点3 カマヴィンガらレアルに“プランB”が見えてくる

ヘタフェ戦に先発したカマヴィンガ photo/Getty Images

ヘタフェ相手に2-0で勝利してチェルシー戦へ

レアル・マドリードの視線はすでに今夜行われるチェルシーとのチャンピオンズリーグ準々決勝2ndレグに向いているだろうが、9日に行われたリーガ・エスパニョーラ第31節・ヘタフェ戦にも触れておきたい。

レアルはこのゲームを無難に2-0で制しているが、指揮官カルロ・アンチェロッティは中盤の要であるトニ・クロースとルカ・モドリッチを起用しなかった。カゼミロは変わることなくスタメン出場していたが、アンチェロッティは残る2枚にフェデリコ・バルベルデと若いエドゥアルド・カマヴィンガを指名。クロースとモドリッチはチェルシー戦を前に休養を取ることができた。

リーグ戦にてチームの司令塔2人が揃ってお休みとなるのは、年明け以降では初のことだ。今季は序盤戦でクロースが負傷離脱していたり、モドリッチが数試合離脱することがあったが、基本的にアンチェロッティは2人をスタメンに固定してきた。どちらかといえばローテーションの少ない指揮官ではある。
しかし今回のヘタフェ戦ではバルベルデ、カマヴィンガに出番が与えられ、両名のパフォーマンスは良かった。バルベルデは徐々に出場機会が増えていたが、中盤でカマヴィンガとバルベルデが並ぶ機会はあまり多くない。

スペイン『as』は2人が先発したヘタフェ戦でプランBの可能性が見えてきたと称えており、クロースとベテランのモドリッチを休ませる際に2人は信頼できるカードとなるのではないか。カマヴィンガはこのゲームでチーム最多となる5回のインターセプト、バルベルデも3回のチャンスメイクを記録するなど、今後のレアルを支えてほしい2人のパフォーマンスは印象的だった。

モドリッチは36歳の今もトップパフォーマンスを維持しているが、年齢的には2、3年のうちにレアルの中盤は構成を変えることになるだろう。23歳のバルベルデ、19歳のカマヴィンガは貴重な人材であり、2人が中盤の柱になってくれれば大きい。ローテーションで積極的に試していきたいコンビでもあり、チェルシーとの大一番を前にヘタフェ戦の勝利も大きな収穫だった(数字は『WhoScored』より)。

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