マンUやローマに加えて、アトレティコも争奪戦へ フランスで評価高める中盤戦士はどこへ行く

今季終了後の去就に注目が集まるカマラ photo/Getty Images

続々と関心を寄せるクラブは増加中

はたして、フランスの若き中盤戦士は来季どこでプレイすることとなるのだろうか。マルセイユに所属するMFブバカル・カマラ(22)を巡り、今夏のマーケットでは大争奪戦が繰り広げられる予感がしてきた。

クラブの下部組織出身で、今やマルセイユの“中盤の要”としてその地位を確固たるものとしているカマラ。鋭い出足のタックルに加えて攻撃時にはビルドアップの起点としても機能する同選手は、リーグ・アン屈指のMFとして評価されるほどの存在となっている。今季ここまでのマルセイユはリーグで3番目に少ない失点数(29点)を誇っているが、そのなかでの彼の貢献度は非常に高い。

そんなカマラだが、マルセイユとの現行契約は今季限りとなっている。現時点では契約延長交渉も停滞しているようで、昨今は夏のマーケットにおける移籍の可能性が現地メディアによって盛んに報じられている状況だ。仏『L'Équipe』によると、現時点で獲得に動いているとされるのはマンチェスター・ユナイテッドやASローマ、ニューカッスル・ユナイテッドといったクラブ。契約満了でのマルセイユ退団となれば移籍金はフリーとなるだけに、人気が出るのも無理はないだろう。
そういった状況のなか、このカマラ争奪戦に新しく名乗りを上げたとされるのがアトレティコ・マドリードだ。スペイン『AS』によると、アグレッシブな守備を売りとする彼のスタイルをディエゴ・シメオネ監督は気に入っているとのこと。中盤の守備強度に加えて、水準以上のビルドアップ能力を併せ持つ同選手。たしかに、アトレティコが求める中盤の補強ポイントには合致しそうだ。

アトレティコも争奪戦に参加することが濃厚となり、ますます来季どこでプレイするかがわからなくなってきたカマラ。その動向には今後も引き続き注目だ。

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