スレマナと爆速のウイングコンビ結成も面白い ハドソン・オドイにガーナ代表の選択肢はあるか

ハドソン・オドイの突破力は大きな武器になる photo/Getty Images

ガーナがW杯出場権を獲得したことから注目集まる

アフリカ3次予選にてナイジェリア代表との激闘をアウェイゴールの差で制し、見事ワールドカップ・カタール大会出場権を得たガーナ代表。

ガーナといえば2010年のワールドカップ・南アフリカ大会でベスト8に入るなどアフリカをリードしていた時期もあったが、前回のロシア大会はアフリカ予選で敗退。弱体化も懸念されていた中、今回はナイジェリアとの激闘を制して本大会への切符を掴むことに成功した。

この決定を受け、注目を集めているのがチェルシーのFWカラム・ハドソン・オドイである。21歳のハドソン・オドイはイングランド代表で3試合に出場した経験を持っているが、ガーナ代表を選択する権利も有している。
まだ変更は可能で、英『Evening Standard』はガーナ代表のワールドカップ出場を機にハドソン・オドイが代表をガーナへ切り替えるのではないかと注目している。

ハドソン・オドイは世代別イングランド代表でもプレイしてきた実力者ではあるものの、現在のイングランド代表は2列目の争いがかなり激しい。ハドソン・オドイはワイドな位置から仕掛けることを得意とするウイングプレイヤーだが、2列目ではラヒーム・スターリングやブカヨ・サカらの方が上と評価されている。他にもジェイドン・サンチョやジャック・グリーリッシュら候補者は多く、今年のカタール大会でハドソン・オドイがイングランド代表メンバーに割って入れる可能性は高くない。

ワールドカップに出場することを目標とするならば、ガーナ代表の方が幾分チャンスは多いだろう。ガーナ代表にとってもハドソン・オドイが加われば攻撃のオプションが増えることになり、大きな戦力プラスになるはず。

現在のガーナにはアーセナルでプレイするMFトーマス・パルティ、長らく代表を引っ張ってきたFWジョルダン・アイェウとアンドレ・アイェウ、さらにローマでジョゼ・モウリーニョからチャンスをもらった19歳のFWフェリックス・アフェナ・ギャン、レンヌでリーグ・アンを代表するドリブラーの1人になっている20歳のカマルディーン・スレマナなど、なかなか興味深い選手は揃っている。

それこそハドソン・オドイとスレマナの両ワイドが完成すれば、突破力の面では相手の脅威となるだろう。ハドソン・オドイにとっても悪い選択肢ではなく、今後の動きが注目される。

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