23歳と若い
フェルナンジーニョ(36)、ケビン・デ・ブライネ(30)、イルカイ・ギュンドアン(31)と高齢化の目立つマンチェスター・シティの中盤。フェルナンジーニョとの契約は今季までだが、クラブは延長を目指しているという。しかし、本人の意思がまだまとまっておらず、そこでシティは新たな中盤戦士の獲得を目指しているようだ。英『manchester evening news』ではスポルティングCPのマテウス・ヌネスがターゲットだと報じている。
ブラジルで生まれ、ポルトガルに移住してキャリアをスタートさせ、2019年からスポルティングCPでプレイしているヌネス。中盤を本職としており、[3-4-3]の中盤ダブルボランチの一角として出場機会を得ている。37歳と若いルベン・アモリム監督からの信頼は厚く、今季はリーグ戦で27試合に出場。2ゴール2アシストとまずまずな数字を残している。23歳と若い選手だが、ポルトガル代表のフル代表に選ばれており、ワールドカップ・カタール大会に向けたプレイオフのトルコ戦では、途中出場でピッチに立って勝利を決定づける3点目を決めている。
若く優秀なヌネスだが、シティの指揮官であるジョゼップ・グアルディオラはCLラウンド16で対戦した際に「世界最高の選手の一人」であると絶賛していた。その後、獲得の噂が挙がってくるようになり、この獲得はペップの意思が大きく絡んでいるとみてよさそうだ。
ポルトガル代表として出場したトルコ戦では、素晴らしい抜け出しからゴールを決めたヌネスだが、シティは彼をアンカーとして考えているようだ。一つ前のポジションでもプレイ可能な選手だが、デュエルでの勝負強さが魅力的であり、デュエル勝利数161回はポルトガルリーグでは3番目の数字となっている。また、パスやドリブルでプレスをかいくぐる術を対シティ戦で見せており、そういったアンカー向きのプレイがペップの目に留まったか。
6000万ユーロ(日本円にして約80億円)の契約解除条項があるとされているヌネス。シティとしては来夏の移籍市場でアーリング・ハーランドの獲得も目指しており、両取りとなればビッグサマーとなりそうだ。