アジア最終予選を通じて得た層の厚さ 日本代表の戦力を底上げした8人のサムライ

アジア最終予選で名を揚げた選手であれば、真っ先に三笘薫の顔が浮かぶ photo/Getty images

多くの選手がこの最終予選で出番を掴んだ

アジア最終予選では残り1試合を残してワールドカップ・カタール大会行きを決めた日本代表。直近のオーストラリア戦では途中投入の三笘薫が2ゴールを決め、2-0とサムライブルーが勝利して勝ち点3を獲得している。

初戦のオマーンに負けるなど、波乱万丈だったここまでの道のりだが、メンバーは大きく変わっている。単純な先発の比較であれば、オマーン戦とオーストラリア戦で6人が変わった。もちろん、けが人が出たということもあるが、それだけ頼れる選手が増えたということだ。

最終ラインであれば右サイドバックの山根視来、センターバックの板倉滉、谷口彰悟、左サイドバックの中山雄太が新たに出番を得た。どの選手も欠かせないピースとして躍動しており、特に板倉と中山は25歳と若く、今後長くサムライブルーを支えてくれるはずだ。また、右であればシント・トロイデンの橋岡大樹やAZの菅原由勢、左であれば名古屋グランパスの吉田豊、鹿島アントラーズの安西幸輝と国内外に面白い人材はおり、カタール行きが決まったこのタイミングで序列を白紙に戻すのも面白い。

中盤であれば、田中碧と守田英正だ。彼らに遠藤航を加えた中盤のトリオはまさに日本の心臓であり、攻守において大きな貢献度を見せている。[4-3-3]を採用したオーストラリア戦からここまでの1試合を除いてすべてこの3名が中盤で先発しており、彼らへの依存は気がかりだが、このトリオがいなければここまでの好成績は残せていないだろう。代役候補としては田中、守田と同じく川崎フロンターレ出身の旗手怜央だ。セルティックではそのポジションでセンセーショナルな活躍を見せており、ベトナム戦での起用に期待したい。

前線であればやはり、三笘の名前が挙がる。残念ながら先発はなかったが、途中交代から圧倒的なスキルを見せ得点に関与している。守備面はベルギーで鍛えられており、スタートから起用する能力はすでに持っているだろう。同じく先発とはならなかったが、上田綺世はオーストラリア戦で素晴らしいパフォーマンスを披露してくれた。得点とはならなかったが、放ったシュートは魅力的であり、大迫勇也の後継者は上田で決まりとの話も出てきた。

ベテラン選手の固定化が目立つとされる日本代表だが、アジア最終予選では多くの選手が起用され、選手それぞれが自身の地位を向上させている。彼ら以外にも久保建英や堂安律、鎌田大地、古橋亨梧と起用に期待できるビッグネームは控えており、これから森保一監督はどのようにして彼らをチームに組み込むのだろうか。注目だ。

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